Pick アクティビティの使用

Pick サンプルでは、Pick アクティビティを使用する方法を示します。

Pick アクティビティでは、イベント ベースの制御モデリングを提供します。 このアクティビティの動作は C# の switch ステートメントに似ています。switch ステートメントでは、その分岐のうち 1 つだけが実行されます。 ただし、値に基づいて分岐が実行される switch ステートメントと異なり、Pick アクティビティでは、アクティビティの完了の状態に基づいて分岐を実行します。

このサンプルでは、指定した時間内にコンソールでユーザー名を入力するようユーザーに求めます。 このサンプルの Pick アクティビティには、ユーザーが 5 秒以内にユーザー名を入力したかどうかに基づいて実行される 2 つの分岐があります。 ユーザーが 5 秒以内にユーザー名を入力した場合は、カスタムの ReadLine アクティビティを含む最初の分岐が実行されます。それ以外の場合は、Delay アクティビティを含むもう 1 つの分岐が実行されます。 コンソールでユーザー名を入力すると、そのユーザー名がコンソールに出力されます。 5 秒以内に入力しないと、操作はタイムアウトします。

対象

Pick アクティビティ。

ディスカッション

このサンプルには、デザイナー ワークフローとコード化されたワークフローがあります。

ワークフロー デザイナー: このサンプルのデザイナー バージョンでは、デザイナーでワークフローを作成する方法を示します。 次のファイルがあります。

  • Program.cs: サンプル ワークフローを実行する Main 関数が含まれています。

  • ReadString.cs: コンソールからの入力を読み取るカスタム アクティビティです。

  • Sequence1.xaml: Pick を使用する、デザイナーで作成されたワークフローです。

コード化されたワークフロー: このサンプルのコード化されたバージョンでは、デザイナーでワークフローを作成する方法を示します。 次のファイルがあります。

  • Program.cs: サンプル ワークフローを実行する Main 関数が含まれています。

  • ReadString.cs: コンソールからの入力を読み取るカスタム アクティビティです。

このサンプルを使用するには

  1. Visual Studio を使用して、Pick.sln ソリューション ファイルを開きます。

  2. ソリューションをビルドするには、Ctrl キーと Shift キーを押しながら B キーを押します。

  3. ソリューションを実行するには、F5 キーを押します。