SQL Workflow Instance Store

.NET Framework 4.6.1 には SQL Workflow Instance Store が含まれます。これを使用すると、ワークフロー インスタンスに関する状態情報を SQL Server 2005 または SQL Server 2008 のデータベースに永続化できます。 この機能は主に SqlWorkflowInstanceStore クラスの形式で実装されます。このクラスは永続化フレームワークの InstanceStore 抽象クラスから派生します。 SQL Workflow Instance Store 機能によって SQL 永続性プロバイダーを構成します。このプロバイダーは、ホストが永続化コマンドをストアに送信するときに使用する永続化 API の具象実装です。

SQL Workflow Instance Store は、セルフホストされているワークフローや、WorkflowApplication または WorkflowServiceHost を使用するワークフロー サービスだけでなく、WorkflowServiceHost を使用して WAS でホストされるサービスをサポートします。 セルフホストされているサービスの SQL Workflow Instance Store 機能をプログラムで構成するには、この機能が公開しているオブジェクト モデルを使用します。 プログラムでオブジェクト モデルや XML 構成ファイルを使用することにより、WorkflowServiceHost でホストされるサービスについてこの機能を構成できます。

SQL Workflow Instance Store 機能 (SqlWorkflowInstanceStore クラス) は PersistenceProviderFactory を実装していないため、ワークフロー以外の継続的な WCF サービスをサポートする永続化は提供しません。 また、WorkflowPersistenceService を実装していないため、3.x ワークフローの永続化は提供しません。 この機能は、WF 4.0 以降のワークフローとワークフロー サービスについてのみ永続化をサポートします。 また、SQL Server 2005 と SQL Server 2008 以外のデータベースはサポートしません。

このセクションのトピックでは、SQL Workflow Instance Store のプロパティと機能、およびストアの構成方法の詳細を説明します。

Windows Server App Fabric には、インスタンス ストアを簡単に構成および使用できる独自のインスタンス ストアとツールが用意されています。 詳細については、Windows Server AppFabric のインスタンス ストアに関するページを参照してください。 App Fabric SQL Server 永続化データベースの詳細については、App Fabric SQL Server 永続化データベースに関するページを参照してください。

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