ListView コントロールの概要 (Windows フォーム)

Windows フォーム ListView コントロールにはアイコン表示で項目の一覧が表示されます。 リスト ビューを使用すると、Windows エクスプローラーの右側のペインのようなユーザー インターフェイスを作成することができます。 このコントロールには、LargeIcon、SmallIcon、List、Details の 4 つのビュー モードがあります。

ListView コントロールでできること

注意

追加の表示モードであるタイルは、Windows XP と Windows Server 2003 オペレーティング システムでのみ使用できます。 詳細については、「方法: Windows フォーム ListView コントロールの "並べて表示" ビューを有効にする」を参照してください。

LargeIcon モードでは、項目のテキストの横に大きいアイコンが表示されます。コントロールの大きさが十分ある場合は、項目が複数の列に表示されます。 SmallIcon モードは、小さいアイコンが表示される点を除いて同じです。 List モードでは小さいアイコンが表示されますが、常に 1 つの列に表示されます。 Details モードでは、項目が複数の列に表示されます。 詳細については、「方法: Windows フォーム ListView コントロールに列を追加する」を参照してください。 ビュー モードは、View プロパティによって決まります。 いずれのビュー モードでも、イメージ リストからの画像を表示できます。 詳細については、「方法: Windows フォーム ListView コントロールのアイコンを表示する」を参照してください。

次の表は、ListView のメンバーの一部と、それらが有効となるビューを示したものです。

ListView のメンバー View
Alignment プロパティ SmallIcon または LargeIcon
AutoArrange プロパティ SmallIcon または LargeIcon
AutoResizeColumn メソッド Details
Columns プロパティ Details または Tile
DrawSubItem イベント Details
FindItemWithText メソッド DetailsList、または Tile
FindNearestItem メソッド SmallIcon または LargeIcon
GetItemAt メソッド Details または Tile
Groups プロパティ List を除くすべてのビュー
HeaderStyle プロパティ Details
InsertionMark プロパティ LargeIconSmallIcon、または Tile

ListView コンポーネントの主要プロパティは Items です。このプロパティには、コントロールによって使用される項目が格納されます。 SelectedItems プロパティには、コントロールで現在選択されている項目のコレクションが格納されます。 ユーザーは複数の項目を選択できます。たとえば、MultiSelect プロパティが true に設定されている場合は、複数の項目をまとめて別のコントロールにドラッグ アンド ドロップすることができます。 ListView コントロールでは、項目の横にチェック ボックスを表示できます (CheckBoxes プロパティが true に設定されている場合)。

Activation プロパティでは、リスト内の項目をアクティブにするためにユーザーが実行する必要のあるアクションの種類を指定します。オプションは、StandardOneClick、および TwoClick です。 OneClick では、1 回のクリックで項目がアクティブ化します。 TwoClick では、ユーザーがダブルクリックをすると項目がアクティブ化します。1 回クリックすると、項目のテキストの色が変わります。 Standard では、ユーザーがダブルクリックをすると項目がアクティブ化しますが、項目の外観は変わりません。

ListView コントロールでは、Windows XP プラットフォームで使用できるビジュアル スタイルやその他の機能 (グループ化、タイル ビュー、挿入マークなど) もサポートされています。

関連項目