高度なインク処理

WPF は、InkCanvas が付属しており、アプリケーションに配置して、インクの収集と表示をすぐに開始することができる要素です。 ただし、InkCanvas コントロールに十分なレベルの制御が用意されていない場合は、System.Windows.Input.StylusPlugIns を使用して独自のインク コレクション クラスとインク レンダリング クラスをカスタマイズすることで、より高いレベルで制御を維持できます。

System.Windows.Input.StylusPlugIns クラスには、Stylus 入力および動的レンダリング インクに対する低レベルの制御を実装するためのメカニズムが用意されています。 StylusPlugIn クラスには、パフォーマンスを最適にするために、カスタム動作を実装し、スタイラス デバイスから送信されるデータ ストリームにそれを適用するためのメカニズムが用意されています。 特殊な StylusPlugIn である DynamicRenderer を使用すると、レンダリング インク データをリアルタイムで動的にカスタマイズできます。つまり、DynamicRenderer では、StylusPoint データが生成されるとすぐにデジタル インクを描画するため、スタイラス デバイスからは "フロー" として表示されます。

このセクションの内容

カスタム レンダリング インク
スタイラスからの入力のインターセプト
インク入力コントロールの作成
インク スレッド モデル