LINQ to ADO.NET (Visual Basic)

LINQ to ADO.NET では、統合言語クエリ (LINQ) プログラミング モデルを使用して ADO.NET 内の列挙可能なオブジェクトに対してクエリを実行できます。

注意

LINQ to ADO.NET のドキュメントは、.NET Framework SDK の ADO.NET のセクションにあります。「LINQ と ADO.NET」。

ADO.NET 統合言語クエリ (LINQ) には、LINQ to DataSet、LINQ to SQL、LINQ to Entities という 3 つの個別のテクノロジがあります。 LINQ to DataSet により、DataSet に対する高度で最適化されたクエリの実行が提供され、LINQ to SQL により、SQL Server データベース スキーマに対して直接クエリを実行できます。LINQ to Entities では、Entity Data Model のクエリを実行できます。

LINQ to DataSet

DataSet は、ADO.NET で最も幅広く使用されているコンポーネントの 1 つであり、ADO.NET の基礎である非接続型プログラミングの重要な要素です。 こうした突出した特長がある反面、DataSet のクエリ機能には制限もあります。

LINQ to DataSet では、他の多くのデータ ソースで使用できるのと同じクエリ機能を使用することで、豊富なクエリ機能を DataSet に組み込むことができます。

詳細については、「LINQ to DataSet」を参照してください。

LINQ to SQL

LINQ to SQL には、リレーショナル データをオブジェクトとして管理するためのランタイム インフラストラクチャが用意されています。 LINQ から SQL へは、リレーショナル データベースのデータ モデルが、開発者のプログラミング言語で表されるオブジェクト モデルに対応付けられています。 アプリケーションを実行すると、LINQ to SQL は、オブジェクト モデルの統合言語クエリを SQL に変換し、それをデータベースに送信して実行します。 データベースから結果が返されると、LINQ to SQL で元の操作できるオブジェクトに変換されます。

LINQ to SQL には、データベースのストアド プロシージャとユーザー定義関数のサポートと、オブジェクト モデルの継承のサポートが含まれています。

詳細については、「LINQ to SQL」を参照してください。

LINQ to Entities

Entity Data Model では、リレーショナル データが .NET 環境にオブジェクトとして公開されます。 これにより、LINQ の利用に最適なオブジェクト レイヤーが実現されます。開発者は、ビジネス ロジックの構築に使用する言語で、データベースを照会するクエリを作成できます。 この機能は、LINQ to Entities と呼ばれます。 LINQ の詳細については、「LINQ to Entities」を参照してください。

関連項目