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データの整理方法の詳細

営業、サービス、または販売のどの部門にかかわっているかにかかわらず、Dynamics 365 Customer Engagement (on-premises) は、顧客データを編成するのを助け、大きな見返りがあります。 営業とサービスが一つのシステムで統合されているため、販売担当者はアクティブなサービスに関する問題が良く分かり、何も分からずに取引をクローズすることがありません。 同様に、顧客からサポートに関する電話があった場合にも、サポート担当者は大きな販売チャンスが保留になっていることを認識して、それに応じてその顧客を扱うことができます。

Customer Engagement ビジネス アプリで、取引を妨げている問題への注目と対応、サービス レベル アグリーメントの条件に沿うようにサービス チームがどのように作業しているかの把握、マーケティング キャンペーンの成功の監視などを行うことができます。

Dynamics 365 Customer Engagement (on-premises)で作業を開始するのにデータベースについてあまり知る必要がありませんが、システムでデータにどのように組織されているかがわかると便利です。 特に、システムの多くの場所で使用されているため、2 つの定義 (レコードレコードの種類) を知っておく必要があります。

ビジネス プロセスに顧客を移行させ、レコードのフィールドに入力するために必要なデータを収集して、様々な顧客レコードとレコードの種類を日々処理し、最終的にはビジネスを獲得します。

レコードとはなんですか。

Dynamics 365 Customer Engagement (on-premises)で、レコードは情報の完全な単位です。 表の中にある複数列 (フィールドとも呼ばれる) で構成されている 1 行のようなもので、行全体で個々の情報を保管しています。

たとえば、取引先企業には、会社名住所、および取引先企業に連絡する際に連絡する担当者の取引先担当者の名前の各列が必要です。 システムに新しい取引先企業を追加するたびに、Customer Engagement (on-premises) データベース内に新しいレコードを作成します。

レコードの種類とはなんですか。

システムに追加する各レコードは、特定のレコードの種類に属します。それには、取引先企業、取引先担当者、潜在顧客、営業案件、サポート案件などがあります。 Dynamics 365 Customer Engagement (on-premises) には、これら以外にも多数のレコードの種類がありますが、これらは、営業および顧客サービスで最も頻繁に使用するものです。

レコードの種類によって、類似のデータをグループ分けおよび分類できます。 たとえば、Dynamics 365 Customer Engagement (on-premises) で、取引先担当者のレコードの種類のアイコンでグループ分けされた取引先担当者レコードを確認できます。

サポート案件レコードは、サポート案件のレコードの種類のアイコンによって、取引先企業レコードは取引先企業のレコードの種類のアイコンによってグループ分けできます。

取引先企業、取引先担当者、潜在顧客、営業案件とは何ですか。

取引先企業および取引先担当者のレコードは、ユーザーおよびそのチームが顧客から収集する情報のほとんどを格納します。

取引を行う企業に関するデータを取引先企業に格納します。 Office Outlook やそのほかのメールプログラムのように、知人や担当者についてのデータは 取引先担当者 に格納します。

たいてい、1つの取引先企業にはそれに関連する1人以上の取引先担当者がいます。複数の部署と拠点がある大規模な企業と取り引きしており、その取引先企業を管理する複数の取引先担当者を扱う場合は、特にそう言えます。

潜在顧客は、潜在販売力のことで、ほとんどの組織はいろいろな情報源から潜在顧客を入手します。 たとえば、名刺から潜在顧客を手動で入力、Web サイトの問い合わせやマーケティング キャンペーンから生成、メーリングリストから購入、Facebook や Twitter の投稿から自動的に作成するなど、入手方法は無限です。

順調にいくならば、潜在顧客を育て、それを営業案件に昇級させます。これは、クローズに近い取引の別の名前です。

サポート案件とはなんですか。

顧客の問題やサポート案件の質問に関するすべてのデータを保管します。 サポート案件は、電話、電子メール、および Web サイトの問い合わせから、または Facebook や Twitter の投稿からのものです。 (サポート案件を「インシデント」や「チケット」と呼ぶ組織もあります)

サポート案件には、サービス担当者が問題を解決するのに必要な詳細が保管されます。 サポート案件レコードを表示すると、サポート案件の優先順位、サポート案件の発生先、その顧客に最近の別のサポート案件があるかどうか、その顧客が受けることのできるサービスの量、それを解決するのに費やす時間などを知ることができます。

システム内のさまざまなレコードの種類にさまざまな名前が付いている場合はどうしますか。

Dynamics 365 Customer Engagement (on-premises)の優れた点は、組織の業種、ビジネス目標、好みに合わせてカスタマイズすることが容易なことです。 組織によってデータの種類の呼び方が異なるので、レコードの種類に自分の組織とは異なる名前が付いている場合があります。 たとえば、システム管理者は、「取引先企業」を「会社」、「取引先担当者」を「個人」に変更できます。

関連項目

進め方を確認するDynamics 365 Customer Engagement (on-premises)