Dynamics 365 Customer Engagement (on-premises) でユーザーを認証する

Dynamics 365 Customer Engagement (on-premises) は認証に対してクレームベース認証、Active Directory 認証、および OAuth 2.0 認証 (IFD のみ) という 3 つのセキュリティ モデルをサポートします。 使用する認証の種類は、アプリケーションがアクセスする展開の種類 (オンプレミス、またはインターネットに接続する展開 (IFD)) と、アプリケーションで Web API を使用するか組織サービス エンドポイントを使用するかによって異なります。

適切なセキュリティ モデルの使用に加えて、アプリケーションは展開先の Dynamics 365 Customer Engagement (on-premises) Web サービスとの通信チャネルを確立する必要があります。 SDK ランタイム アセンブリは、Windows Communication Foundation (WCF) テクノロジを使用してこの通信チャネルを確立します。

SDK アセンブリは Dynamics 365 Customer Engagement (on-premises) Web サービスに接続して認証されるアプリケーションの作成を簡単にするヘルパー プロキシ クラスを提供することで、WCF テクノロジとクレームベース認証の使用を単純化します。 これらのヘルパー クラスをアプリケーションで使用すると、同じコードを使用して任意の Dynamics 365 Customer Engagement (on-premises) 展開にアクセスできるため、クレームベース セキュリティや WCF プログラミングに精通する必要はありません。

チップ

カスタム .NET アプリケーションや Web サービス エンドポイントを使用するサービスを認証する SDK のクラスをサポートするいくつかの方法があります。 このリリースでの使用が推奨されるクラスは、CrmServiceClient クラスです。 このクラスは、すべての Customer Engagement (および Dataverse) 展開をサポートし、マルチスレッド対応で使いやすくなっています。 他の使用可能なクラスの詳細については、Active Directory およびクレームベース認証を参照してください。

Dataverse で OAuth を使用する
OAuth を使用するクロス オリジン リソース共有を使用して、単一のページ アプリケーションに接続する
サーバー間 (S2S) の認証を使用して Web アプリケーションを作成する

関連項目

Active Directory およびクレームベース認証
XRM ツールの接続文字列を使用して Dynamics 365 Customer Engagement (on-premises) に接続する
Dynamics 365 Customer Engagement Web API を使用する
Dynamics 365 Customer Engagement 組織サービスの使用