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場所とマップの設定を有効にする

Field Service を最大限に活用するために位置情報と地図は重要です。 たとえば、作業指示書およびリソースの位置情報を知ることにより、ソリューションでは最寄りの技術者 (リソース) をサービス リクエスト (作業指示書) に効率的に割り当てられます。

重要

マッピング サービスに接続することで、システムがデータを共有できるようになります。 データには、Microsoft Dynamics 365 環境以外の外部システムのアドレスと座標が含まれますが、これらに限定されません。 ("マッピング サービス" とは、ユーザーまたはオペレーティング システムによって指定された Bing Maps またはその他のサードパーティ マッピング サービスを指します)。 これは、政府機関のクラウド環境にも当てはまります。 マッピング サービスの使用には、個別の使用条件も適用されます。 そのような外部システムから Microsoft Dynamics 365 にインポートされたデータには、Microsoft プライバシー ステートメント が適用されます。

Bing Maps を有効にする (フォームに Bing Maps を表示する)

マップを有効にすると、ディスパッチャーと技術者が作業指示書、取引先企業、およびその他のレコードのマップ ビューを表示できるようになります。 また、住所の推奨事項を使用して、迅速かつ正確なデータ入力、道順の取得、リアルタイムの交通状況の表示もできるようになりました。

Bing Maps は、EU 外の新しい環境では既定で有効になっています。 EU のお客様は、Bing Maps の使用をオプトインして、プライバシーに関する通知を受け取り、外部システムとデータを共有することに同意できます。

  1. 詳細設定>設定>管理>システム設定>全般 に移動します。

  2. Bing Maps の有効化 セクションで、オプションを選択します。

詳細については、Bing Maps の管理 を参照してください。

マップに接続する

マップへの接続は、新しい環境では既定で有効になっています。 設定を検証または変更するには、次の手順を確認してください。

  1. リソース スケジュール アプリを開きます。

  2. 設定エリアへの変更については、管理>スケジュール パラメーターに移動します。

  3. マップに接続するはいに設定します。

    マップの設定「はい」に設定したスクリーンショット。

  4. 保存して閉じる を選択します。

Bing Maps への接続を有効にして、作業指示書やリソースの位置情報などのサービス拡張を取得します。 Map API フィールドを空白のままにすると、Field Service はユーザーに代わって Bing Maps API から位置情報と移動時間情報を取得します。 ただし、管理者は独自の API キーを指定して、カスタム実装を使用 することができます。 カスタム API キーを使用すると、Azure サービスの使用コストが発生します。

住所の自動ジオコード化を有効にする

ジオコーディングとは、緯度と経度を住所に関連付けることです。 ディスパッチャーは住所のみを提供するよりも効果的に作業指示書を見つけることができます。

詳細情報については、予想される移動時間を計算できるように自動ジオコード化をオンにするを参照してください。

住所候補を有効にする

アカウント、作業指示書、予約フォームのアドレス推薦機能により、住所を素早く入力することができます。 推奨事項は、精度を確保し、エラーを減らすのに役立ちます。 設定で 住所の推奨を有効にする ことができます。 住所の推奨機能は、取引先企業、作業指示書、予約フォームにあります。 カスタマイズしたり、他のフォームで使用したりすることはできず、フォームの編集中は非表示になります。

ドロップダウン メニューに住所候補を示す、Field Service の新しい作業指示書のスクリーンショット。

Note

既定では、Field Service - リソース セキュリティ ロールには読み取り専用の権限があり、住所を編集することはできません。

予約マップを有効にする

予約マップは、現場担当者が自分にスケジュールされている仕事を地図上で確認できるようにする機能です。

Field Service モバイル アプリの地図上の予約のスクリーンショット

詳細については、環境で地理空間機能を有効にする を参照してください。

位置情報の追跡

現場担当者は一日の業務の中で様々な場所に移動することが多いため、スケジューラーを使うことで、最前線の労働者がいつでもどこにいるかを把握することができます。 Field Service モバイル アプリを使用している現場担当者は、アプリから位置情報の共有を有効にすることで、スケジューラーがスケジュールボードに位置情報を可視化したり、現場担当者の位置情報の履歴を示すリストを監査したりすることができます。 詳細については、場所のトラッキング を参照してください。

ジオフェンス

ジオフェンスは、特定の場所を囲む仮想境界です。 ジオフェンスを使用すると、ユーザーは職場、顧客サイト、および保護区域の周囲にゾーンを描くことができます。 人や装備された車両がジオフェンスを横切ると、さまざまなアクションをトリガーするようにシステムを構成できます。 詳細については、ジオフェンシング を参照してください。

カスタム Bing Maps API キーの使用

Bing Maps への接続を有効にして、作業指示書やリソースの位置情報などのサービス拡張を取得します。 Map API フィールドを空白のままにすると、Field Service はユーザーに代わって Bing Maps API から位置情報と移動時間情報を取得します。 ただし、管理者は独自の API キーを指定して、カスタム実装を使用 することができます。 カスタム API キーを使用すると、Azure サービスの使用コストが発生します。