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Resource Scheduling Optimization のクイック スタート

リソース スケジュール最適化は、作業指示書、サポート案件、営業案件、およびカスタム エンティティをも最も使用可能で最適なリソースに自動的にスケジュールします。 顧客所在地のサイトの作業指示書を実行する多くの Field Service 組織では、フィールド技術者が作業指示書から作業指示書へと移動する際に、自動スケジュールがルーティングや移動時間を最適化することから、このメリットを最大限活用することができます。

このクイックスタートでは、Resource Scheduling Optimization スケジュールを構成し、作業指示書のグループをあらかじめ定義されたリソースのリスト (フィールド技術者) に対して最適化します。 これはスコープ、目標、およびワシントン州のサービス担当地域で、移動時間を最小限に抑えるために 48 時間前までにその担当地域のリソースに作業指示書をスケジュールするために 1 日に 1 回実行される、スケジュールの設定をおこなうことで行います。

ガイド付きのチュートリアルについては、次のビデオを参照してください。

Note

その他の Field Service のビデオについては、こちらの完全なプレイリストを参照してください。

前提条件

  • このクイック スタートの画像と定義は、Field Service v8.7 および Resource Scheduling Optimization v3.0 を反映します。

  • このクイック スタートは、既に Resource Scheduling Optimization が Field Service 環境に展開されていると仮定します。 これを行うには、まず Field Service ライセンスを購入し、その後 Microsoft 365 の 「購入サービス」 で Resource Scheduling Optimization (RSO) を購入します。 詳細については、Resource Scheduling Optimization ソリューションの展開 の記事をご覧ください。

Resource Scheduling Optimization アプリのスクリーンショット。

  • Resource Scheduling Optimization を設定する担当者が、Field Service 管理者 および Resource Scheduling Optimization のセキュリティ ロールと Field Service 管理者 および Resource Scheduling Optimization 管理者 フィールド セキュリティのプロファイルを保有していることを確認します。 詳細については、リソース スケジュール最適化の構成 を参照してください。

  • Resource Scheduling Optimization は、Universal Resource Scheduling に対応しており、作業指示書のスケジュール設定をすることができます。 クイックスタートに役立つ Universal Resource Scheduling に関する知識。 詳細については、Field Service の Universal Resource Scheduling の記事を参照してください。

ステップ 1: Resource Scheduling Optimization をオンにします

環境へ Resource Scheduling Optimization を展開後、この機能を有効にする必要があります。

リソース スケジュール>設定>管理>スケジュール パラメータ>Resource Scheduling Optimization タブ の順に移動します

Resource Scheduling Optimization タブ上のパラメータ スケジュールのスクリーンショット。

Resource Scheduling Optimizationの有効化はい に設定します。

既定の目標を選択します。 その他の用途の中で、既定の目標は、規定で何を優先するのか (作業時間の最大化など) や、単一リソースの最適化 を使用するために何が重要かを Resource Scheduling Optimization に告げます。 既定の目標がない場合、+新規を選択して作成します。 推奨設定に関する次のスクリーンショットを参照してください。

Resource Scheduling Optimization で展開された既定の目標のスクリーンショット

ステップ 2: 予約状態を検証します

Field Service のインストールは予約状態をインポートし、Resource Scheduling Optimization のインストールはスケジュール メソッド無視移動しない、または最適化を、それらの予約状態に追加します。 強調表示されている予約状態がシステムと一致していることを確認します。

アクティブな予約状態の一覧のスクリーンショット

これらが一致しない場合は、Resource Scheduling Optimization のインストールが完了していることを確認します。 これが終了すると、Resource Scheduling Optimization> 最適化スケジュール> に移動し、上部のリボンにある リセット を選択して Resource Scheduling Optimization をリセットします。

ステップ 3: 作業指示書の最適化を設定します

次に、最適化したいリソース要件をフィルタ―するシステム ビューを作成します。

設定>カスタマイズで新しいビューを作成する

弊社クイックスタートのシナリオに対しては、ワシントン (WA) サービス担当地域で、作業指示書に関する要件のリソース要件エンティティに対して新しいビューを作成します。

フィルター編集の基準設定のスクリーンショット。

次に、そのビューの要件が最適化の資格を持っていることを確認します。

リソースのスケジュール>リソース要件の順に移動し、今作成したビューを選択します; それらのレコードを表示および編集します。

作業指示書要件の一覧のスクリーンショット。

スケジュール メソッド最適化に設定します。 これは、Resource Scheduling Optimization が実行しこの要件を対象とした場合は、自動的にスケジュールできるという意味です。 また、このフィールドは、ワークフローとビジネス プロセスを追加して、要件が自動的にスケジュールできるようにすることも可能にします。

これは、各要件レコードに対してここにおこなうこともできます。

最適化に設定したスケジュール メソッドを示した、リソース要件エンティティのスクリーンショット。

さらに、作業指示書の要件が予約設定のメタデータで作成された場合に、このシステムで自動的に作業指示書の要件を設定し、規定で最適化するようにさせることができます。

リソース スケジュール>設定>管理>エンティティのリソース スケジュールを有効にするの順に移動します。

その後、作業指示書をダブルクリックして、規定のスケジュール メソッド最適化に設定します。

最適化に設定した規定スケジュール メソッドのスクリーンショット。

ステップ 4: 最適化に資格があるとしてリソースを設定します

この時点では、最適化の方法でスケジュールする必要があるワシントンの担当地域の一連の作業指示書を持っています。 しかし、誰にスケジュールできますか、または誰にスケジュールすべきですか?

最適化の資格があるリソースを定義しましょう。

このシナリオを実現するには、ワシントン (WA) 州のサービス担当地域の一部である、予約可能なリソースのビューの作成を希望します。

フィルター編集の基準ウィンドウのスクリーンショット。

後に Resource Scheduling Optimization にフィードされる予約可能なリソースを仕切るためにビューを作成したら、それらが最適化の資格があるとしてマークされていることを確認します。

ビューの各リソースに対して、スケジュールのゅ最適化フィールドをはいに設定します。

予約可能リソース一覧のスクリーンショット。

要件と同様に、これは個々にまたは一括編集を使っておこなうことができます。

「最適化スケジュール」がはいに設定された予約可能リソース エンティティのスクリーンショット

ステップ5: スコープを作成します

これまでに Resource Scheduling Optimization を有効化して、次のものを保有しています。

  1. 最適化したい要件 (作業指示書) のリスト
  2. 要件をスケジュールすべきリソースの一覧

ここで、Resource Scheduling Optimization の実行を設定し、両方の一覧を入力する必要があります。

Field Service アプリと Universal Resource Scheduling アプリからの個別のアプリである、Resource Scheduling Optimization アプリ に移動します。

左ウィンドウにある最適化スコープ、次に+新規を選択します。

最適化する要件とリソースを表す名前を入力します。

この最適化のためのリソースとスケジュールなし要件セクションで、前のステップで作成したリソース ビュー要件ビューを選択します。

スケジュール最適化スコープのスクリーンショット。

最適化のための予約セクションで、アクティブな予約可能な予約ビューや予約の類似したビューを選択します。

Note

スケジュールなし要件予約のビューを入力することで、Resource Scheduling Optimization を構成してスケジュールなしのジョブとスケジュールされたジョブの両方を最適化します。 予約ビューのみを選択した場合、Resource Scheduling Optimization は既存の予約のみを最適化して、手動またはスケジュール アシスタントを使ってスケジュールなしのジョブをスケジュールする必要があります。 スケジュールなし要件ビューのみを選択することで、Resource Scheduling Optimization は既存の予約は移動せずに、単にスケジュールなしジョブを利用可能な時間スロットにスケジュールを試みます。

範囲設定の最適化については、次の値を入力します。

  • 範囲参照: ジョブの現在時間

  • 範囲のオフセット: 5分。 これは、最初の Resource Scheduling Optimization 予約は、Resource Scheduling Optimization の実行時間の 5 分後にスケジュールできるという意味です。 一部の組織では、明日から Resource Scheduling Optimization のスケジュールを開始したいと考えています。この場合は、範囲オフセットを 1 日に設定する必要があります。

  • 範囲期間: 2 日 これは、Resource Scheduling Optimization が最大 2 日までを満たす要件をスケジュールすることを意味します。

保存 します。

ステップ 6: 目標の作成

ここで、Resource Scheduling Optimization を実行するための目標または目的を作成する必要があります。

左ウィンドウにある目標の最適化を、次に+新規を選択します。

目標を説明する名前を入力します。

エンジン工数レベルについては、非常に軽いを選択します。これは、Resource Scheduling Optimization は非常に速く実行されますが、最も最適化されたソリューションは検索しないこともあることを意味します。

制約に対しては、次を選択します。

  • 作業時間内でのスケジュール
  • 必須要件を満たす (要件とリソースが両方に特性がある場合)
  • 担当地域と一致 (要件とリソースが両方とも同じサービス担当地域に属する場合。例えばワシントン州 (WA) など)

Note

少数の制約から開始し、Resource Scheduling Optimization が正常に実行されたらさらに追加します。 これにより、Resource Scheduling Optimization が予期しない結果を出した場合 (または何もない) に、トラブルシューティングが容易になります。

目標については、次の順序を選択します。

  1. 合計作業時間の最大化
  2. 合計移動時間の最小化
  3. 最も一致するスキル レベル

スケジュール最適化目標のスクリーンショット。

Note

合計移動時間の最小化は最初の目標にすることはできません

ここでも同様に、保存を忘れないでください!

ステップ 7: スケジュールの作成

最後の構成ステップは、スコープと目標をスケジュールに組み合わせることです。

左ウィンドウにあるスケジュールの最適化、次に+新規に移動します。

「当直スケジュール」などのスケジュールを定義する名前を入力します。

今作成した 範囲目標 の検索を選択します。

タイマーを 1 時間に設定します。 これは、Resource Scheduling Optimization が検査をおこなわなければならない場合の検査頻度を、このスケジュールが公表された時間に基づいて表します。

発効日失効日の日付を入力します。

Resource Scheduling Optimization を手動で実行することを計画する場合は、過去の日付を入力します。

最適化スケジュールのスクリーンショット。

次に、フィルタ―セクションです。 Resource Scheduling Optimization を毎晩実行させる場合は、毎晩実行したい日付の範囲を入力します。 また、実行すべき夜間の時間の入力 (およびタイムゾーンを指定) もします。

フィルタ― タブの最適化スケジュールのスクリーンショット

1 時間に 1 度 (以前に設定された値に基づいて)、Resource Scheduling Optimization はフィルタ―値を確認して、実行すべきかを確認します。 この例では、Resource Scheduling Optimization は 1 時間ごとに実行すべきかを確認しますが、実際に実行されるのは午前 (AM) 12 時のみです。

Resource Scheduling Optimization スケジュールを設定する際、タイマー値とフィルター値を両方とも考慮することが重要です。

最後に、保存および発行です。

ステップ 8: Resource Scheduling Optimization を実行します

最後に、スケジュールが公開済みとなったら、リボンで今すぐ実行を選択して Resource Scheduling Optimization をテストします。

公開済みとなった状態を強調表示した最適化スケジュールと最適化リクエストのスケジュール一覧のスクリーンショット。

Resource Scheduling Optimization を実行するたびに、それが正常であったか否かにかかわらず、最適化要求レコードが作成されます。

ステップ 9: 結果の分析

最適化要求ステータスが完了となったら、スケジュール ボードに移動して、最適化されたボードを表示します。

スコープにちなんで名前が付けられた新しいスケジュール ボード タブが現われ、黄色のバーは最適化の開始時間範囲と終了時間範囲を示します。このケースでは、Resource Scheduling Optimization が実行された時から 2 日です。

スケジュール ボードのスクリーンショット。

Resource Scheduling Optimization 最適化の移動時間の単純な例としては、2 つの予約の間に移動時間がない場合があります。 これは、同じサービス アカウントを持つ同じ場所に 2 つの作業指示書があり、Resource Scheduling Optimization がそれらを連続してスケジュールしたことを意味します。

予約タブにある完了済みのスケジュール最適化要求に戻ると、作成または削除した予約の一覧と、最適化予約の合計移動時間と作業時間のグラフが表示されます。

予約一覧のスクリーンショット。

おつかれさまでした! Resource Scheduling Optimization が正常に実行されました