Gamification を使用する前に知っておく概念

ここでは、ゲーム モデル、主要業績評価指標 (KPI)、賞、賞品、チーム、プレイヤーのポジションに関する基本的なガイドラインを示します。 ビジネスに最適なゲームを作成するために、これらの概念をよく理解してください。

ゲーム モデルとスポーツのテーマ

Dynamics 365 - Gamification には、3 つのゲーム モデル (ファンタジー チーム、固定チーム、チームなし) が用意されています。 ランキング スライド ショーを作成してオフィスの画面に表示することもできます。 ゲーム モデルの説明については、「Gamification の用語」をご覧ください。

詳細: Gamification でゲームをセットアップして実行する

プレイヤーのポジション

ほとんどのチームには成績優秀者がいて、おそらくプレイヤーはそれがだれであるかを知っています。 ゲームを設定するときは、だれかがすべての成績優秀者を自分のチームにドラフト指名することができないように設定することをお勧めします。

プレイヤーのポジションを使用して、業績レコードや目標、経験が似ている一連のプレイヤーをグループ化できます。 たとえば、野球のスポーツ テーマについて考えます。 ファーストのプレイヤー ポジションに成績優秀者を配置し、別の成績優秀者をセカンド、ライト、キャッチャーなどにグループ化できます。 プレイヤーがチームをドラフトで作るときに、各プレイヤーは利用できる各プレイヤー ポジションから一度に 1 人を選ぶことができます。

ヒント

まず、チームで個人をどのようにグループ化するかを考えます。クォータ別、会社での在籍期間、これまでの成果、経験やスキルのレベルなど、任意の数の要因でグループ化します。 条件をできる限り公平にすると、ゲームがより楽しくなります。 固定チームを使用している場合は、他の固定チーム内のプレイヤーを互いに競争させることもできます。

コミッショナーとゲーム マネージャー向け: ゲームを設定する方法の詳細については、「Gamification でゲームをセットアップして実行する」を参照してください。

KPI

Gamification では、ゲームのポイント スコアリングの方法として、Dynamics 365 (オンライン) でデータとして追跡される KPI を使用できます。 たとえば、次のようなものです。

  • かけた電話の数

  • 達成した営業売上予算率

  • 解決した顧客の問い合わせ

  • マーケティング キャンペーンから作成された新しい営業案件の数

理想としては、ゲームごとに 3 つから 5 つの KPI を追跡し、公正な競争のためにすべてのプレイヤーにスコアリング対象の KPI があるようにします。 [実績] または [目標値] を使用できます。

たとえば、ゲームで [目標値] を使用する場合、"かけた電話の数" を KPI として使用し、週間目標を 20、40、60、80、100 回の電話に設定できます。 プレイヤーは、電話を 20 回かけるごとに 1 ポイントを獲得します。 1 週間に 72 回電話をかけたプレイヤーには 60 回分のポイントが与えられ、30 回電話をかけたプレイヤーには 20 回分のポイントが与えられます。

[実績] を使用し、電話ごとに 1 ポイントを付与する場合、プレイヤーはかけた電話の厳密な数に基づいてポイントを獲得します。 したがって、30 回電話をかけると 30 ポイントを取得します。 最初のゲームでは [実績] を使用することをお勧めします。 目標値は、各ゲーム期間の終了までに次の目標値を達成するようさらに努力することをプレイヤーに促す可能性があります。 プレイヤーが数を抑えることを目標とする、減少する KPI (キャンセル数やサービス インシデント数など) がある場合は、[目標値] を使用する必要があります。

含める KPI、それらの重み付けの方法、それぞれに関連付けるしきい値について考え、ゲームのバランスを維持してください。 KPI を選ぶときには次のことを考慮します:

  • 選ぶ KPI がレポートできるものであることを確認します。 たとえば、"新規顧客から予約された売上" を KPI として使用する場合は、Dynamics 365 (オンライン) でクローズした営業案件を新規顧客または既存顧客として識別する方法が必要です。

Dynamics 365 (オンライン) での KPI の定義の詳細については、「Dynamics 365 (オンライン) で Gamification の KPI を構成する」を参照してください。

  • ゲームを正規化する KPI を選んで、すべてのプレイヤーの機会が均等になるようにします。 たとえば、ある営業担当者のクォータが他の担当者よりも大幅に高い場合は、"予約された売上" KPI を使用する前にもう一度考えてみてください。クォータが高い人は、おそらくクローズするビジネス案件も大幅に多くなります。 代わりに、"与えられたクォータに対する割合" を KPI として使用することを検討してください。 プレイヤーのポジションとハンディキャップを使用してゲームを正規化することもできます。 詳細: プレイヤーのポジション

  • 目標値の最大しきい値、または実績の上限は平均より上に設定しますが、例外的なレベルにはしないでください。 たとえば、企業の平均取引規模が $25,000 で、"予約された売上" しきい値を $10,000、$25,000、$50,000、$100,000、$200,000 に設定するとします。 これは、だれかが期せずして $200,000 の取引をクローズした場合、$25,000 の取引をクローズした人の 8 倍のポイントを獲得することを意味します。 そのプレイヤーは競争をリードし、他のプレイヤーが立ち向かうのは難しくなります。 代わりに、$10,000、$25,000、$35,000、$50,000、$75,000 のしきい値を設定できます。 この場合、$200,000 の取引をクローズした人は、その週の $75,000 の上限しきい値を達成し、$25,000 の取引をした人の 3 倍のポイントを獲得します。 その人にとっては依然として好成績の週ですが、他の人が追いつけないほどの独走状態ではありません。

詳細: Gamification でゲームをセットアップして実行する

賞と賞品

コンテストの賞品がないとどうなるでしょうか? ゲームに設定する賞と賞品の種類は、プレイヤーがどのアクティビティに集中するかに影響します。 現金、賞品、または非金銭的な賞品 (CEO とのランチや特別休暇など) を、選択した各賞に割り当てます。

ゲームに使用できる賞の種類を次に示します:

  • 合計ポイント: ゲーム期間中にすべての KPI について獲得した合計ポイントが最も多いプレイヤー。

  • チーム マネージャー: ゲーム期間中にすべての KPI について獲得した合計ポイントが最も多いチームを管理しているプレイヤー。

  • KPI: ゲーム期間中に 1 つの KPI について獲得したポイントが最も多いプレイヤー。

  • ポジション: ゲーム期間中に特定のポジションで最も多くのポイントを獲得したプレイヤー。

固定チームを使用する場合は、チーム マネージャー賞の代わりにチーム賞とチーム MVP 賞を使用できます。 ゲームでチームを使用していない場合は、チーム賞を使用できません。 各賞の優勝者を 1 人にするか、最大 10 位まで表彰します。

ヒント

ゲームで賞品に使用できる予算を決定します。 プレイヤーのモチベーションを高め、プレイヤーに報奨を支給する方法に基づいてゲームに賞を配分します。 賞に関するその他の考慮事項:

  • 勝ち取るまでの複数のパスがある複数の賞を用意することをお勧めします。 そうすれば、ある分野でかなり遅れをとった人は、他の分野に集中できます。 たとえば、あるプレイヤーがもはや最高ポイント賞は獲得できないことに気づいても、特定の営業 KPI で上位 5 位に入っていれば、重点をそこに移してモチベーションを維持できます。
  • KPI がチーム全体を対象にしている場合は、最高ポイント賞が適しています。 一方、(クォータ、ロールなどに基づいて) プレイヤーをポジションに編成した場合は、ポジション賞を使用することをお勧めします。 これにより条件が公平になり、各プレイヤーが勝てるチャンスが等しくなります。
  • 賞品をチーム マネージャーに関連付けることが重要です。そうしないと、プレイヤーにはプレイヤーのドラフトやトレードに対するインセンティブがなくなり、ゲームの要素としての "仲間の圧力" が減ったり失われたりします。
  • チームの規模に基づいて、複数の順位 (第1 位から第 10 位) に賞品を提供することを検討してください。
  • ポジション賞を使用する場合は、使用する各ポジションに賞を分散する必要があることにご注意ください。 たとえば、ファースト、セカンド、サード、ピッチャー、キャッチャーがいれば、勝者が 5 人になります。

賞と賞品は、完了したゲームを終了するときに割り当てられます。

週単位の賞を定義することもできます: 週単位の賞を作成してプレイヤーとファンの関心を保つ

関連項目

Gamification を使って従業員の関心と生産性を保つ
Gamification でゲームをセットアップして実行する
Dynamics 365 (オンライン) に Gamification ソリューションをインストールして構成する