Human Resources ビジネス イベントの概要

ビジネス イベントは、財務と運用アプリからの通知を外部システムで受け取れるようにする仕組みです。 これにより、システムは、ビジネス イベントに対してビジネス アクションを実行できます。

ビジネス プロセスの実行時に、ビジネス イベントが発生します。 ビジネス プロセスにおいて、ユーザーはビジネス アクションを実行し、そのビジネス プロセスを構成するタスクを完了させます。

ユーザーが実行するビジネス アクションは、ワークフロー アクションまたは非ワークフロー アクションのいずれかにすることを選択できます。 購買要求の承認はワークフロー アクションの例で、発注書の確認は非ワークフロー アクションの例です。 どちらのタイプのアクションも、統合および通知のシナリオで、外部システムが使用できるビジネス イベントを生成できます。

前提条件

ビジネス イベントは Microsoft Power Automate と Azure メッセージング サービスにて利用できます。 したがって、ビジネス イベントを使用する際には、顧客が該当するアセットのサブスクリプションを契約している必要があります。

ビジネス イベントについての詳細は ビジネス イベントの概要 を参照してください。

Human Resources ビジネス イベントのカタログ

ビジネス イベント カタログは、システム管理 > 設定 > ビジネス イベント でカテゴリー列を人事管理で絞り込むと表示されます。 ビジネス イベント カタログには、使用しているインスタンスで利用可能なビジネス イベントが一覧表示されます。 カタログは、どのビジネス イベントが使用可能かを示し、カテゴリ、ビジネス イベントのIDおよび名前でフィルタ処理することができるため、便利です。

ビジネス イベントのカテゴリでは、そのソースを識別します。 ワークフローから生成されたビジネス イベントは、ワークフロー カテゴリに割り当てられます。 他のモジュールから生成されたビジネス イベントについては、モジュール名はカテゴリ名として使用されます。

ビジネス イベント カタログは、配置時のデータベースの同期中に作成されます。 ユーザーは、カタログに掲載されているビジネス イベントの全リストを確認する必要があります。 ただし、カタログの明示的な更新が必要な場合は、管理 > 再構築ビジネス イベント カタログ にアクセスします。

Human Resources のフィルター

各ビジネス イベントについて、ビジネス イベント カタログは説明を表示します。 この説明は、ビジネス イベントおよびビジネス プロセス内のコンテキストを理解するのに役立ちます。 カタログには、イベントに送信されるデータ フィールドの一覧も表示されます。

外部の統合システムが開発中にビジネス イベントのペイロードのスキーマを必要とする場合、ダウンロード スキーマを選択して JavaScript Object Notation (JSON) スキーマをダウンロードします。

簡単に言うと、ビジネス イベント カタログは、実装に必要なビジネス イベントを識別するのに役立ちます。 各ビジネス イベントのスキーマを識別することもできます。 次のステップでは、エンドポイントを管理します。

有効化、パフォーマンス、エラーなどのビジネス イベントの詳細については、業務イベントの概要 および 業務イベント消費モデル を参照してください。

Human Resources ビジネス イベント

  • 人事アクション (職位の変更)
  • 採用アクション
  • タスク割り当て
  • 割り当てされた休暇申請
  • 完了した休暇申請
  • 休職者の復帰
  • キャンセルされた休暇
  • 割り当てられたコース
  • 完了したコース
  • 目標の割り当て

ビジネス イベントのリストについては、ビジネス イベント カタログに移動し、人事管理 カテゴリを検索します。