詳細な口座調整のインポート プロセスの設定

詳細な口座調整機能では、電子口座取引明細書をインポートし、Microsoft Dynamics 365 for Finance and Operations, Enterprise Edition での銀行トランザクションに合わせて自動的に調整することができます。 この資料では、口座取引明細書のインポート機能を設定する方法について説明します。

口座取引明細書のインポートの設定は、電子口座取引明細書の形式によって異なります。 Finance and Operations は、ISO20022、MT940、および BAI2 の 3 つの口座取引明細書の形式を包括的にサポートしています。

サンプル ファイル

すべての 3 つの形式には、電子口座取引明細書を元の形式から、Finance and Operations で使用できる形式に変換するファイルが必要です。 Microsoft Visual Studio のアプリケーション エクスプローラーの [リソース] ノードの下に必要なリソース ファイルがあります。 ファイルを見つけたら、1 つのわかる場所にコピーして、設定プロセス中に容易にアップロードできるようにします。

リソース名 ファイル名
BankStmtImport_BAI2CSV_to_BAI2XML_xslt BAI2CSV-to-BAI2XML.xslt
BankStmtImport_BAI2XML_to_Reconciliation_xslt BAI2XML-to-Reconciliation.xslt
BankStmtImport_BankReconciliation_to_Composite_xslt BankReconciliation-to-Composite.xslt
BankStmtImport_ISO20022XML_to_Reconciliation_xslt ISO20022XML-to-Reconciliation.xslt
BankStmtImport_MT940TXT_to_MT940XML_xslt MT940TXT-to-MT940XML.xslt
BankStmtImport_MT940XML_to_Reconciliation_xslt MT940XML-to-Reconciliation.xslt
BankStmtImport_SampleBankCompositeEntity_xml SampleBankCompositeEntity.xml

口座取引明細書の形式と技術的な配置の例

詳細な口座調整のインポート ファイルの技術的な配置の定義、および 3 つの関連する口座取引明細書のサンプル ファイルの例を以下に示します。https://mbs.microsoft.com/customersource/northamerica/AX/learning/documentation/how-to-articles/exofbankstfotechlayouts

技術的なレイアウトの定義 口座取引明細書のサンプル ファイル
DynamicsAXMT940Layout MT940StatementExample
DynamicsAXISO20022Layout ISO20022StatementExample
DynamicsAXBAI2Layout BAI2StatementExample

ISO20022 口座取引明細書のインポートの設定

最初に、データ エンティティ フレームワークを使用して「ISO20022 口座取引明細書」の口座取引明細書の形式処理グループを定義する必要があります。

  1. ワークスペース > データ管理の順に移動します。
  2. インポートをクリックします。
  3. ISO20022」などの形式の名前を入力します。
  4. [ソース データ形式] フィールドを [XML-Element] に設定します。
  5. [エンティティ名] フィールドを [口座取引明細書] に設定します。
  6. インポート ファイルをアップロードするには、[アップロード] をクリックし、参照して先ほど保存した「SampleBankCompositeEntity.xml」ファイルを選択します。
  7. 口座取引明細書のエンティティがアップロードされ、マッピングが完了した後、エンティティの [マップの表示] アクションをクリックします。
  8. 口座取引明細書のエンティティは、4 つの別々のエンティティで構成される複合エンティティです。 一覧で、[BankStatementDocumentEntity] を選択し、次に [マップの表示] アクションをクリックします。
  9. [変換] タブで、[新規] をクリックします。
  10. シーケンス番号 1 で、[ファイルのアップロード] をクリックし, 先ほど保存した「ISO20022XML-to-Reconciliation.xslt」ファイルを選択します。 注記: Finance and Operations 変換ファイルは、標準形式で作成されます。 銀行は多くの場合、この形式と異なるため、口座取引明細書の形式にマップする変換ファイルを更新する必要があるかもしれません。
  11. 新規をクリックします。
  12. シーケンス番号 2 で、[ファイルのアップロード] をクリックし, 先ほど保存した「BankReconciliation-to-Composite.xslt」ファイルを選択します。
  13. [変換の適用] をクリックします。

形式の処理グループを設定した後の次の手順は、「ISO20022 口座取引明細書」の口座取引明細書の形式ルールを定義することです。

  1. 現金および銀行管理 > 設定 > 詳細な口座調整の設定 > 口座取引明細書の形式の順に移動します。
  2. 新規をクリックします。
  3. ISO20022」のように明細書の形式を指定します。
  4. 形式の名前を入力します。
  5. [処理グループ] フィールドを「ISO20022」などの先ほど定義したグループに設定します。
  6. [XML ファイル] チェック ボックスを選択します。

最後の手順は、詳細な口座調整を有効にし、銀行口座の明細書の形式を設定することです。

  1. 現金および銀行管理 > 銀行口座の順に移動します。
  2. 銀行口座を選択し、ファイルを開いて詳細を表示します。
  3. [調整] タブで、[詳細な口座調整] オプションを [はい] に設定します。
  4. [明細書形式] フィールドを「ISO20022」などの先ほど作成した形式に設定します。

MT940 口座取引明細書のインポートの設定

最初に、データ エンティティ フレームワークを使用して、「MT940 口座取引明細書」の口座取引明細書の形式処理グループを定義する必要があります。

  1. ワークスペース > データ管理の順に移動します。
  2. インポートをクリックします。
  3. MT940」などの形式の名前を入力します。
  4. [ソース データ形式] フィールドを [XML-Element] に設定します。
  5. [エンティティ名] フィールドを [口座取引明細書] に設定します。
  6. インポート ファイルをアップロードするには、[アップロード] をクリックし、次に参照して先ほど保存した「SampleBankCompositeEntity.xml」ファイルを選択します。
  7. 口座取引明細書のエンティティがアップロードされ、マッピングが完了した後、エンティティの [マップの表示] アクションをクリックします。
  8. 口座取引明細書のエンティティは、4 つの別々のエンティティで構成される複合エンティティです。 一覧で、[BankStatementDocumentEntity] を選択し、次に [マップの表示] アクションをクリックします。
  9. [変換] タブで、[新規] をクリックします。
  10. シーケンス番号 1 で、[ファイルのアップロード] をクリックし、先ほど保存した「MT940TXT-to-MT940XML.xslt」ファイルを選択します。
  11. [新規] をクリックします。
  12. シーケンス番号 2 で、[ファイルのアップロード] をクリックし、先ほど保存した「MT940XML-to-Reconciliation.xslt」ファイルを選択します。 注記: Finance and Operations 変換ファイルは、標準形式で作成されます。 銀行は多くの場合、この形式と異なるため、口座取引明細書の形式にマップする変換ファイルを更新する必要があるかもしれません。
  13. 新規をクリックします。
  14. シーケンス番号 3 で、[ファイルのアップロード] をクリックし、先ほど保存した「BankReconciliation-to-Composite.xslt」ファイルを選択します。
  15. [変換の適用] をクリックします。

形式の処理グループを設定したら、次に、「MT940 口座取引明細書」の口座取引明細書の形式ルールを定義します。

  1. 現金および銀行管理 > 設定 > 詳細な口座調整の設定 > 口座取引明細書の形式の順に移動します。
  2. 新規をクリックします。
  3. MT940」などの明細書の形式を指定します。
  4. 形式の名前を入力します。
  5. [処理グループ] フィールドを「MT940」などの先ほど定義したグループに設定します。
  6. [ファイル タイプ] フィールドを [txt] に設定します。

最後の手順は、詳細な口座調整を有効にし、銀行口座の明細書の形式を設定することです。

  1. 現金および銀行管理 > 銀行口座の順に移動します。
  2. 銀行口座を選択し、ファイルを開いて詳細を表示します。
  3. [調整] タブで、[詳細な口座調整] オプションを [はい] に設定します。
  4. 選択内容、および詳細な口座調整を有効にしたことを確認した時点で、[OK] をクリックします。
  5. [明細書形式] フィールドを「MT940」などの先ほど作成した形式に設定します。

BAI2 口座取引明細書のインポートの設定

最初に、データ エンティティ フレームワークを使用して「BAI2 口座取引明細書」の口座取引明細書の形式処理グループを定義する必要があります。

  1. ワークスペース > データ管理の順に移動します。
  2. インポートをクリックします。
  3. BAI2」などの形式の名前を入力します。
  4. [ソース データ形式] フィールドを [XML-Element] に設定します。
  5. [エンティティ名] フィールドを [口座取引明細書] に設定します。
  6. インポート ファイルをアップロードするには、[アップロード] をクリックし、次に参照して先ほど保存した「SampleBankCompositeEntity.xml」ファイルを選択します。
  7. 口座取引明細書のエンティティがアップロードされ、マッピングが完了した後、エンティティの [マップの表示] アクションをクリックします。
  8. 口座取引明細書のエンティティは、4 つの別々のエンティティで構成される複合エンティティです。 一覧で、[BankStatementDocumentEntity] を選択し、次に [マップの表示] アクションをクリックします。
  9. [変換] タブで、[新規] をクリックします。
  10. シーケンス番号 1 で、[ファイルのアップロード] をクリックし、先ほど保存した「BAI2CSV-to-BAI2XML.xslt」ファイルを選択します。
  11. [新規] をクリックします。
  12. シーケンス番号 2 で、[ファイルのアップロード] をクリックし、先ほど保存した「BAI2XML-to-Reconciliation.xslt」ファイルを選択します。 注記: Finance and Operations 変換ファイルは、標準形式で作成されます。 銀行は多くの場合、この形式と異なるため、口座取引明細書の形式にマップする変換ファイルを更新する必要があるかもしれません。
  13. 新規をクリックします。
  14. シーケンス番号 3 で、[ファイルのアップロード] をクリックし、先ほど保存した「BankReconciliation-to-Composite.xslt」ファイルを選択します。
  15. [変換の適用] をクリックします。

形式の処理グループを設定した後は、BAI2 口座取引明細書の口座取引明細書の形式のルールを定義します。

  1. 現金および銀行管理 > 設定 > 詳細な口座調整の設定 > 口座取引明細書の形式の順に移動します。
  2. 新規をクリックします。
  3. BAI2」などの明細書の形式を指定します。
  4. 形式の名前を入力します。
  5. [処理グループ] フィールドを「BAI2」などの先ほど定義したグループに設定します。
  6. [ファイル タイプ] フィールドを [txt] に設定します。

最後の手順は、詳細な口座調整を有効にし、銀行口座の明細書の形式を設定することです。

  1. 現金および銀行管理 > 銀行口座の順に移動します。
  2. 銀行口座を選択し、ファイルを開いて詳細を表示します。
  3. [調整] タブで、[詳細な口座調整] オプションを [はい] に設定します。
  4. 選択内容、および詳細な口座調整を有効にしたことを確認した時点で、[OK] をクリックします。
  5. [明細書形式] フィールドを「BAI2」などの先ほど作成した形式に設定します。

口座取引明細書のインポートのテスト

最後の手順では、口座取引明細書がインポートできることをテストします。

  1. 現金および銀行管理 > 銀行口座の順に移動します。
  2. 詳細な口座調整機能が有効な銀行口座を選択します。
  3. [調整] タブで、[口座取引明細書] をクリックします。
  4. [口座取引明細書] ページで、[明細書のインポート] をクリックします。
  5. [銀行口座] フィールドを選択した銀行口座に設定します。 [明細書形式] フィールドは、銀行口座の設定に基づいて自動的に設定されます。
  6. [参照] をクリックし、電子口座取引明細書ファイルを選択します。
  7. [アップロード] をクリックします。
  8. [OK] をクリックします

インポートが成功した場合、明細書がインポートされたことを示すメッセージが表示されます。 インポートが失敗した場合、[データ管理] ワークスペースの [ジョブ履歴] セクションで、ジョブを検索します。 ジョブの [実行の詳細] をクリックして、[実行の要約] ページを開き、次に [実行ログの表示] をクリックしてインポート エラーを表示します。