会計またはレポートの通貨換算

会計通貨やレポート通貨を変更する必要のある会社には、2 つの選択肢があります。 1 つ目の選択肢は、新しい会社を作成して新規に開始することです。 2 番目の選択肢は、会計通貨とレポート通貨の換算プロセスを実行することです。 これは、システムのすべてのトランザクションを変更する、長い実行時間のプロセスです。 また、プロセスを実行する前に、設定が必要です。

その法人の通貨を換算できるようにするには、顧客および仕入先勘定の外貨再評価金額を元に戻し、前会計年度を閉じる必要があります。 また、変換用のデータベースを準備し、それから通貨換算を実行中の法人の口座に必要な変更を行う必要があります。 通貨の換算を完了したら、実行の必要な追加手順がいくつかあります。 実行する必要がありるのは、換算した金額の丸め差額の調整、業務統計の再計算、元帳トランザクションの仕訳入力、換算ツールへのアクセスの制限、顧客勘定および仕入先勘定の外貨金額の再評価です。

自動トランザクションの勘定の設定

通貨の換算プロセスの間に、その差益または差損、または小額差分は、自動トランザクションの勘定ページで定義された勘定に転記されます。 主勘定は、換算プロセスを実行する前に、次のタイプのトランザクションに割り当てる必要があります。

  • 会計通貨換算差益
  • 会計通貨換算差損
  • 会計通貨での小額差分
  • レポート通貨における小額差分
  • 期末結果

丸め誤差の転記と合計の再計算

次の情報は丸め差額が発生する状況を説明します。

  • 製品価格がゼロに換算された場合、レポートが生成され、製品番号、モジュール タイプ、換算前の価格、および単位を確認できます。
  • 売上税と一般会計間の丸め誤差が一般仕訳帳に転記されます。
  • 外貨再評価の金額が再計算され、顧客および仕入先トランザクションの金額が再計算されます。
  • 顧客および仕入先決済レコードは、顧客トランザクションおよび仕入先トランザクションごとの丸め誤差で作成されます。
  • 顧客および仕入先の丸め誤差は一般仕訳帳へ転記されます。
  • 原価計算済在庫トランザクションの決済原価金額および原価調整金額は再計算されます。
  • 在庫管理の丸め誤差が一般仕訳帳に転記されます。
  • 手持在庫が再計算されます。
  • 仕訳元帳の合計金額が再計算されます。
  • 元帳の決算シートが再計算されます。
  • 元帳残高が再計算されます。
  • 一般会計の丸め誤差が一般仕訳帳に転記されます。
  • 元帳開始トランザクションが再計算されます。
  • 元帳残高の最終金額が計算されます。

新しい勘定科目通貨に換算し、合計金額の再計算または丸め誤差の転記時にエラーが発生した場合、 元帳会計通貨の換算ページを閉じる必要があります。 その後、合計金額が再計算され、丸め誤差が転記されます。

通貨換算の処理

通貨の換算プロセスを開始するとき、すべてのユーザーはシステムからサイン アウトする必要があります。 元帳通貨、レポート通貨、為替レートを新規に定義する必要があります。 OKをクリックすると、プロセスを実行し、システムのすべてのトランザクションを更新します。 通貨換算は、非常に長いプロセスです。 完了すると、元帳ページで会計通貨やレポート通貨が更新されたことを確認できます。

通貨換算の完了

通貨の換算後は、すべての調整レポートを再度生成して、換算済金額がすべて正確であることを確認する必要があります。

  • 元帳会計通貨の換算により丸め差額が発生した場合、その差額は、丸め差額が発生した伝票を使用しても転記されません。 代わりに、換算転記用に入力された伝票を使用して、丸め差額を転記します。 換算後は、伝票と日付で確認が行われるすべてのレポートに、これらの丸め差額が含まれます。 この動作は正しいので無視してかまいません。
  • 顧客と仕入先の調整レポートの合計行に表示された金額に差があり、換算前には差額が存在しなかった場合は、この差額を転記する必要があります。 この勘定は顧客および仕入先の集計勘定です。 相手勘定は、換算差損または換算利益の勘定科目です。

元帳トランザクション仕訳帳がすべて削除されたら、元帳トランザクションを仕訳入力できます。 [総勘定元帳] > [定期処理] > [仕訳帳] > [仕訳] の順にクリックします。 再評価が必要な場合、通貨換算後に外貨金額を再評価できます。 外貨金額の再評価は、再評価の方法フィールドで標準を選択して行います。