直納

この記事では、直納について説明します。 仕入先から顧客に直接配送する出荷のことを、直納といいます。

直納は、顧客に出荷するまで製品を倉庫に保管する必要がないため、配送時間と在庫持ち越し費用を節約できます。

販売注文ページで直納を作成できます。 まず、販売注文と注文明細行を作成します。 次に、[アクション] ペインの販売注文タブで、直納を選択します。 最後に、直納として処理する明細行を指定します。 直納の販売注文明細行と対応する購買注文明細行の間にリンクができます。

注記: 注文された数量の一部が既に発送されている場合、残りの数量を分割する必要があります。 直接出荷する必要がある数量で新規の行を作成し、元の明細行の数量からその数量を差し引きます。 たとえば、元の数量が 15 個で、5 個が発送された場合、10 個の残余数量の新しい明細行を作成して、その数量で元の数量を差し引きます。

販売注文明細行と発注書明細行との間に直納リンクを作成したら、梱包明細で販売注文を更新できます。 発注書から梱包明細の更新または請求書の更新を実行します。 販売注文ページから販売注文の請求書を更新する必要があります。 販売注文の請求書を更新して、受け付け時に登録した数量より数量をふやすことはできません。 たとえば、販売注文明細行には 10 個とありますが、梱包明細では、販売注文明細行の 5 個だけが更新されました。 販売注文の請求更新を行うときに数量リストですべてを選択すると、物理的に受け取った品目や、梱包明細で更新した品目だけの請求書が更新されます。 すべての販売注文明細行が更新されるわけではありません。

配送日

販売注文明細行の入荷希望日フィールドを更新すると、対応する購買注文明細行の出荷日フィールドも更新されます。 同じく、購買注文明細行の確認済みフィールドを更新すると、対応する販売注文明細行の確定入荷日フィールドと確定出荷日フィールドが更新されます。

配送先住所

通常、法人の住所が発注書の配送先住所になります。 ただし、直納を作成した場合、顧客の住所が配送先住所として入力されます。 配送タイプが直納の発注書明細行の配送先住所を変更すると、対応する販売注文明細行の配送先住所も更新されます。 同じく、販売注文明細行の配送先住所を変更すると、購買注文明細行の配送先住所も更新されます。

注文明細行の削除

配送タイプが直納の販売注文明細行を削除しようとすると、発注書明細行がその明細行に関連付けられていることを示すメッセージ ボックスが表示されます。 販売注文明細行の一部が出荷済みの場合、その明細行に関連付けられている販売注文明細行や発注書明細行は削除できません。

倉庫

直納を作成すると、販売する品目が倉庫に物理的に入庫することはありません。 ただし、販売注文明細行には倉庫を指定する必要があります。 同じく、その品目の品目モデル グループでピッキング要求が指定さる可能性があります。 ただし、品目は物理的に倉庫に入庫しないため、販売注文が直納の場合、これらの要求は無視されます。