Excel 用 Microsoft Dynamics AX アドインの使用について

適用: Microsoft Dynamics AX 2012 R3, Microsoft Dynamics AX 2012 R2, Microsoft Dynamics AX 2012 Feature Pack, Microsoft Dynamics AX 2012

Microsoft Dynamics Ax と Microsoft Dynamics AX のエンタープライズ ポータル から Microsoft Excel に多くのフォーム、リスト、レポートをエクスポートできます。フォーム、リスト、またはレポートのアクション ウィンドウに [Microsoft Excel にエクスポート] ボタンがある場合は、Excel にデータをエクスポートできます。

システム管理者が Microsoft Dynamics の Office アドイン をインストールした場合、[Dynamics AX] タブが Excel のリボンに追加されます。ユーザーのユーザー ロールに Microsoft Dynamics Ax クライアントのデータへのアクセス権とエクスポートしたデータを更新する許可がある場合、Microsoft Dynamics Ax から Excelにエクスポートするデータを更新することができます。

エクスポートされたデータを更新する許可がロールにあるかどうかを確認するには、次の手順に従います。

  1. [ファイル] > [ツール] > [オプション] の順にクリックします。

  2. "オプション" フォームの [その他] クイック タブで、[ブックは更新をサポートしています] フィールドを確認します。これが [可能な場合] に設定されている場合は、Excel にエクスポートするデータを更新することができます。

  3. [リモート デスクトップ セッションのエクスポート先:] フィールドが [クライアント Excel] に設定されていることを確認します。このオプションを選択した場合、エクスポートされたデータが含まれる Excel ファイルを作成して、ローカル コンピューターに保存します。

これらの設定の詳細については、システム管理者に問い合わせてください。

Excel の Office アドインを使用すると、次の作業を行うことができます。

  • データの更新 – データを Excel にエクスポートしてから、データからグラフ、ピボット テーブル レポート、および他の条件付き書式を作成します。後で、ピボット テーブル レポートやグラフで更新されたデータを表示するとき、Excel ワークシートを更新でき、エクスポートしたデータから派生したテーブル、フォーミュラ、およびグラフも更新されます。

  • エクスポートしたデータに含めるフィールドの選択 – データを Excel にエクスポートしてから、Excel ワークシートで、他のフォーム、リスト、テーブル、およびレポートの関連データを含む列を追加します。

    注意

    追加の列で選択したデータは、エクスポートしたデータにリンクされている必要があります。システム管理者は、データにリンクされているキーが追加するデータにあるかどうかをユーザーに知らせることができます。

  • フィールドのマッピングの変更 – Excel でエクスポートした列の名前を変更しますが、元のデータとの動的な関連をそのまま保持します。たとえば、[すべての顧客] リストを Excel にエクスポートします。最初の列のタイトルを [名前] から [顧客] に変更します。リストを更新すると、列のタイトルは [顧客] になります。

  • Microsoft Dynamics Ax でのデータの更新 – データを Excel にエクスポートし、データを変更して Excel ワークシートでデータの新しい行を追加してから、更新したデータを Microsoft Dynamics Ax にインポートします。

参照

Microsoft Dynamics AX と Microsoft Office の統合

Microsoft Excel を使用する Microsoft Dynamics AX データの更新

キー タスク : Office アドインを使用して Excel テンプレートを作成および共有します