Active Directory

製品: Exchange Server 2013

Microsoft Exchange Server 2013 では、Active Directory を使用してディレクトリ情報を格納し、Windows と共有します。 Exchange 2013 の Active Directory フォレストの設計は、以下で説明するいくつかの点を除き、Exchange Server 2010 と似ています。

Active Directory ドライバー

Active Directory ドライバーは Microsoft Exchange のコア コンポーネントであり、Exchange サービスでの Active Directory ドメイン サービス (AD DS) データの作成、変更、削除、およびクエリを可能にします。 Exchange 2013 では、Active Directory へのすべてのアクセスは、Active Directory ドライバー自体を使用して行われます。 以前は、Exchange 2010 では、DSAccess は SMTP、メッセージ転送エージェント (MTA)、Exchange ストアなどのコンポーネントのディレクトリ参照サービスを提供していました。

Active Directory ドライバーでは、Microsoft Exchange Active Directory トポロジ (MSExchangeADTopology) も使用されます。これにより、Active Directory ドライバーはディレクトリ サービス アクセス (DSAccess) トポロジ データを使用できます。 このデータには、Exchange 要求を処理するために使用できるドメイン コントローラーとグローバル カタログ サーバーの一覧が含まれます。 Active Directory ドライバーの詳細については、「Active Directory Domain Services」を参照してください。

Active Directory スキーマの変更点

Exchange 2013 は、Active Directory ドメイン サービス スキーマに新しい属性を追加し、既存のクラスと属性に他の変更を加えます。 Exchange 2013 をインストールするときの Active Directory の変更の詳細については、「 Exchange 2013 Active Directory スキーマの変更」を参照してください。

詳細情報

Exchange 2013 で Active Directory へのアクセスを計画できるように情報を格納および取得する方法の詳細については、「 Active Directory へのアクセス」を参照してください。

Active Directory フォレスト デザインの詳細については、「AD DS デザイン ガイド」を参照してください。

Active Directory ドメインで Windows を実行し、不整合な名前空間を持つドメインに Exchange 2013 を展開するコンピューターの詳細については、「名前空間の 分離シナリオ」を参照してください。