環境への保護対策

完了

Microsoft では、データセンターの可用性への環境上の脅威から保護するために、さまざまな保護手段を採用しています。 これらの保護機能により、お客様に信頼される、安全に利用できるクラウド プラットフォームを提供することができます。

サイトの選択

Microsoft データ センターを環境上の危険から保護することは、まずサイトの選択から始まります。 Microsoft データ センターの場所は、データセンターの構築にあたって厳しく審査されます。 Microsoft のサイトは、洪水、地震、ハリケーン、その他の自然災害など、いくつかの要因によるリスクを最小化するよう、戦略的に選択されています。 環境上のリスクを最小化することに加えて、低コストのエネルギーと信頼性の高い通信インフラストラクチャを利用できることが、データ センターのサイト選択において重要な要素の 1 つです。

気候制御

気候制御は、データ センター内の重要なインフラストラクチャの重要な構成要素であり、従業員や機器/ハードウェアの両方に合わせて最適な空調を管理し、維持するために使用されます。 熱荷重 (エネルギー消費の副産物) と湿度は、機械的な介入によって適切な作業環境にする必要があります。 地域の気候状況、さまざまな法的要件、および制約によって、それを達成するための最も効果的な方法が決まります。

火事および水害からの保護

Microsoft は、各データセンター施設内に最先端の火災検知および消火システムを導入し維持管理しています。 防火システムには、独立した電力源が供給されており、火災が発生した場合に、従業員やインフラストラクチャを確実に保護することができます。 また、漏水リスクがあると判断されたエリアには、水センサーが設置されているため、データ センター施設は水害からも保護されています。 水にかかわる緊急事態が発生した際に、これらの水センサーが適切な担当者に迅速な通知を行います。 止水弁は、容易にアクセスできるように設計されており、従業員は操作方法と設置場所について訓練を受けています。

Health and Safety

Microsoft が取り組んでいる、従業員のHealth and Safety に対するコミットメントは、Microsoft が行うすべての活動の要であり、業績を評価する方法の基盤となっています。 Microsoft のデータセンターは、国内、地方、および連邦の安全衛生規則に準拠して運用されています。 弊社の健康と安全に関するポリシーは、データセンターのライフサイクルにおけるすべての段階、つまり建設から廃棄において、データ センターのすべての従業員の健康、安全、および体調を確実に保護するべく、ほとんどの場合において政府および規制の要件を上回るレベルを確保しています。 安全管理の計画、リスク評価、高リスクな活動の管理、安全についての教育は、全ての従業員に対して安全な作業環境を実現する上で非常に重要な弊社の理念です。

エネルギー効率

Microsoft は、2012 年よりカーボン ニュートラルの立場を取っています。 2030 年までに Microsoft はカーボン ネガティブになり、2050 年までには、1975 年の創業以来、直接的または電力消費によって排出してきたすべての CO2 を環境から排除します。 2025 年までに、100 %再生可能エネルギーがデータセンターに供給されるようになります。 これらの計画の実現のため、弊社はグリーン エネルギー用の代理発電電力の購入契約などの契約ツールを利用し、すべてのデータセンターで消費されている、 CO2 を排出する電力供給の 100 % をカバーします。