はじめに

完了

管理スクリプトを作成することは、ワークフローを最適化する強力な方法です。 共通する反復的なタスクを自動化することができます。 スクリプトは一度検証すれば、毎回同じように実行されるため、エラーが減ります。

勤務先の会社で、Azure Virtual Machines (VM) を使用して顧客関係管理 (CRM) ソフトウェアをテストするとします。 VM は、Web フロント エンド、ビジネス ロジックを実装する Web サービス、SQL データベースを含むイメージから構築されています。

単一の VM に対して複数回のテストを実行したところ、データベースと構成ファイル内での変更が必ずしも一貫した結果にならないことがわかりました。 あるケースでは、バグによって、該当する顧客が存在しない音声通話レコードがデータベース内に作成されていました。 この孤立したレコードが原因で、以降の統合テストは、バグを修正した後も失敗しました。 この問題を解決するため、あなたはテスト サイクルのたびに新しい VM デプロイを使用することを計画しています。 1 週間に何度も行う VM 作成の設定を自動化したいと考えています。

ここでは、Azure PowerShell を使用して Azure リソースを管理する方法について説明します。 1 回限りのタスクには Azure PowerShell を対話形式で使用し、反復的なタスクはスクリプトを書いて自動化します。

学習の目的

このモジュールでは、次のことを行います。

  • Azure PowerShell が自分の Azure 管理タスクに対して適切なツールかどうかを判断します。
  • Azure PowerShell を Linux、macOS、Windows にインストールします。
  • Azure PowerShell を使用して Azure サブスクリプションに接続します。
  • Azure PowerShell を使用して Azure のリソースを作成します。

前提条件

  • PowerShell または Bash などのコマンド ライン インターフェイスの使用経験
  • リソース グループや Virtual Machines など、Azure の基本的な概念に関する知識
  • Azure portal を使用した Azure リソースの管理経験