Power BI でカメラのアクティビティを視覚化する

Microsoft Power BI は、企業や教育機関でのデータの爆発的増加、そのデータを分析する必要性、そしてデータを表現して重要な分析情報を明らかにするためのリッチで対話型のビジュアルに対するニーズに対処するために作成されました。 データの検出と収集から、データの変換、集計、共有、コラボレーションまで、データの分析を支援するツールのスイートが含まれています。 リッチな視覚エフェクトを作成して対話型ダッシュボードにパッケージ化できる強力なツールです。

Microsoft Power BI を使って Azure SQL データベース内のデータを調べて視覚化する最初のステップは、データベースをデータ ソースとして Power BI に接続することです。

Power BI を Azure SQL に接続する

  1. Power BI Desktop がまだコンピューターにインストールされていない場合は、今https://powerbi.microsoft.com/desktop/ にアクセスしてすぐインストールしてください。

  2. Power BI Desktop を起動します。 サインインを求められたら、Azure portal で使っているのと同じアカウントを使います。

  3. ウィンドウの上部にあるリボンの [データを取得] をクリックします。

  4. データ ソースの一覧から [Azure SQL Database] を選択します。

  5. [接続] ボタンを選択します。

    データ ソースの追加

  6. サーバーのホスト名 (Azure SQL データベース サーバーなので、前に指定したサーバー名に ".database.windows.net" を付加したもの) とデータベース名を入力します。

  7. [DirectQuery] を選択し、[詳細設定オプション] をクリックします。

  8. 次に、以下のクエリを [SQL ステートメント] ボックスに入力し、"PolarBears" テーブルに追加された最も新しい 20 行を選択します。 これは、レポートでデータベースから情報を取得するために使われるクエリです。 終わったら [OK] をクリックします。 次に、続いて表示されるダイアログで、[読み込み] ボタンをクリックします。

    SELECT TOP 20 Id, CameraId, Latitude, Longitude, Url, Timestamp, 
        FORMAT(Timestamp,'MM/dd/yyyy h:mm:ss tt') AS TimestampLabel, 
        IsPolarBear 
    FROM dbo.PolarBears 
    ORDER BY Timestamp DESC
    

    データベースへの接続

  9. メッセージが表示されたら、データベース サーバーを作成するときに指定したユーザー名とパスワードを入力し、[これらの設定の適用対象レベルの選択] ドロップダウン リストからデータベースを選択します。 次に、[接続] をクリックします。

    管理者の資格情報の入力

短い遅延の後、Power BI はデータベースに接続され、指定したクエリを使ってデータセットがインポートされます。

データセットからレポートを作成する

視覚エフェクト (または単に "ビジュアル") は、Power BI レポートを構成する主な要素です。 このセクションでは、Power BI のレポート デザイナーを使って、前の演習で接続したデータベースからビジュアルを作成し、フィルターと集計を調整してデータの表示方法を微調整して、説得力のある出力が生成されるようにビジュアルの書式を設定します。

  1. [視覚化] パネルの [マップ] アイコンをクリックして、マップ ビジュアルをレポートに追加します。

    マップのビジュアルの追加

  2. [フィールド] パネルで LatitudeLongitude のボックスをオンにして、これらのフィールドをビジュアルに含めます。

    緯度と経度の追加

  3. [視覚化] パネルで、Average of Latitude の隣の下矢印をクリックし、メニューから [集計しない] を選択します。 Average of Longitude についても同じようにします。

    集計計算の削除

  4. [フィールド] パネルに戻り、IsPolarBear ボックスをオンにして、そのフィールドをマップに追加します。 その後、次のような表示になるようにマップにサイズを変更します。

    マップのサイズの変更

    おそらく、マップの "バブル" の数と場所は、ここで示すものとは異なります。

  5. マップの外側の空いている領域をクリックし、マップの選択を解除します。 次に、[フィールド] パネルで CameraIdIsPolarBearTimestampLabel のボックスをオンにして、それらの列が含まれるテーブル ビジュアルをレポートに追加します。

    テーブル ビジュアルの追加

  6. テーブル ビジュアルの選択を解除します。 次に、[フィールド] パネルで IsPolarBearLatitude をオンにして別のテーブル ビジュアルを追加した後、[視覚化] パネルで [円グラフ] アイコンをクリックして、テーブルを円グラフに変換します。

    円グラフ ビジュアルの追加

  7. Average of Latitude の隣の下向き矢印をクリックしてメニューから [カウント] を選択し、目撃の件数とシロクマが検出された目撃の割合が示されるように、円グラフを構成します。

    円グラフ ビジュアルの調整

  8. 円グラフ ビジュアルの選択を解除し、[スライサー] アイコンをクリックしてレポートにスライサーを追加します。 スライサーは、他のビジュアルに表示されているデータを絞り込むことによって Power BI レポートの情報をフィルター処理する便利な手段を提供します。

    スライサーの追加

  9. [フィールド] パネルで IsPolarBear フィールドを選択し、スライサーに "True" と "False" というラベルが付いたチェック ボックスを表示します。

    スライサーの調整

  10. ここで、ビジュアルのサイズと位置を変更し、次のようなレイアウトにします。

    レイアウトの調整

Power BI の書式を使用する

レポートの構造ができたので、次に、Power BI の豊富な書式設定オプションのいくつかを使って、ビジュアルを装飾します。

  1. 最初に、レポート デザイナーのマップ ビジュアルを選択します。 次に、[視覚化] パネルの [書式] アイコンをクリックします。

    マップ ビジュアルの書式設定

  2. [視覚化] パネルの書式設定コントロールを使って、マップ ビジュアルを次のように変更します。

    • [凡例] で、[凡例の名前] を "Polar bear sighted?" に設定します
    • [データの色] で、False の色を 00FF00 (純色の緑) に設定し、True の色を FF0000 (純色の赤) に設定します
    • [バブル] で、バブルのサイズを 30% に設定します
    • [マップ スタイル] で、テーマを [航空写真] に設定します
    • [タイトル] をオンからオフにします

    結果のマップが次のような表示であることを確認します。

    書式設定されたマップ ビジュアル

  3. 円グラフ ビジュアルを選択し、[視覚化] パネルの書式設定コントロールを使って、次のように変更します。

    • [データの色] で、False を 00FF00、True を FF0000 に設定します
    • [詳細ラベル] で、ラベルのスタイルを [データ値、全体に対する割合] に変更します
    • [タイトル] で、タイトルのテキストを "Proportion of polar bear sightings" に変更します

    結果の円グラフ ビジュアルが次のような表示であることを確認します。

    書式設定された円グラフ ビジュアル

  4. テーブル ビジュアルを選択し、[視覚化] パネルの書式設定コントロールを使って、次のように変更します。

    • [表スタイル] で、スタイルを [1 行おきに色付け] に変更します
    • [タイトル] をオンにして、タイトルのテキストを "Camera activity" に変更します

    結果のテーブルが次のような表示であることを確認します。

    書式設定されたテーブル ビジュアル

  5. スライサー ビジュアルを選択し、[視覚化] パネルの書式設定コントロールを使って、次のように変更します。

    • [択範囲のコントロール] で、[単一選択] をオフにします
    • [ビジュアル ヘッダー] をオフにします
    • [タイトル] をオンにして、タイトルのテキストを "Show sightings that are:" に変更します
  6. デザイナーの左下隅にある [ページ 1] をダブルクリックし、レポートのタイトルを "Polar Bear Activity" に変更します。

  7. [ファイル] > [保存] コマンドを使って、レポートを保存します。

書式設定されたレポートは、次のような表示になります。 さらに自由に装飾してみてください。 たとえば、もっと大きいフォントのタイトルをレポートの上部に追加します。 レイアウトと内容に満足したら、ライブ データ ソースを使って動かしてみます。

書式設定されたレポート

シミュレーション全体を実行する

Power BI でレポートの準備ができたので、最後のタスクは、この一連のハンズオン ラボで作成したエンド ツー エンドのソリューションを実行し、シロクマをチェックすることです。

  1. Azure portal でデータベースを開き、クエリ エディターを使って次のクエリを実行して、PolarBears テーブルからすべての行を削除します。

    DELETE FROM dbo.PolarBears
    
  2. Azure portal で Stream Analytics ジョブを開き、ジョブを開始します。

  3. Stream Analytics ジョブが実行されるまで待ちます。 その後、Azure Cloud Shell ウィンドウに切り替えて、作成したプロジェクト ディレクトリにいることを確認します。

  4. 次のコマンドを使って、仮想カメラの実行を開始します。

    node run.js
    
  5. Power BI Desktop に戻り、ウィンドウの上部にあるリボンで [最新の情報に更新] をクリックします。 15 秒くらいごとに再びクリックします。 レポートは 15 分くらいの間隔で自動的に更新されますが、手動で自由にビジュアルを更新できます。

  6. 島の各地のさまざまな場所に赤と緑のバブルが表示されることを確認します。 赤いバブルはシロクマが存在することを示し、緑のバブルは写真は撮影されましたがシロクマは検出されなかった場所を表します。 目撃が混在する場所には、次の図のように、赤と緑の "両方" が表示されます。

    シロクマがいる!

  7. シロクマが検出された場所 "だけ" を表示したいとします。 スライサー ビジュアルで [True] ボックスをオンにします。 マップはどうなりますか。

  8. 数分実行を続けて、レポートを 1 分間に 1 ないし 2 回更新します。 島でシロクマが活動していることを確認してください。

  9. ソリューションが意図したとおりに動作していることに満足したら、カメラを停止し、Stream Analytics ジョブを停止します。

島でのシロクマの活動をほぼリアルタイムで示すレポートができました。 Power BI Pro または Power BI Premium のアカウントをお持ちの場合は、他の Power BI ユーザーとレポートを共有することができ、そのユーザーたちもシロクマの活動を監視できます。 作業の共有について詳しくは、Power BI のダッシュ ボードとレポートの共有に関する記事を参照してください。 レポートは Power BI モバイル アプリで表示することもでき、Windows、Android、iOS デバイス、さらには Apple Watch でも、シロクマを追跡できます。

自分の知識をチェックする

1.

Power BI のスライサー コントロールは何を行いますか?