Azure Load Balancer の使用を決定する
Azure Load Balancer は、アプリケーションに高可用性と優れたネットワーク パフォーマンスを提供します。 管理者は負荷分散を利用し、受信したネットワーク トラフィックをバックエンド サーバーとリソースの間で効率的に分散します。 ロード バランサーは負荷分散規則と正常性プローブを利用して実装されます。
次の図は、Azure Load Balancer のしくみを示しています。 フロントエンドはロード バランサーと情報を交換します。 ロード バランサーは規則とプローブを利用してバックエンドと通信します。
Azure Load Balancer について知っておくべきこと
Azure Load Balancer のしくみを詳しく見てみましょう。
Azure Load Balancer は受信と送信のシナリオに使用できます。
パブリックまたは内部ロード バランサーを実装することも、両方の種類を組み合わせた構成で使用することもできます。
ロード バランサーを実装するには、次の 4 つのコンポーネントを構成します。
- フロント エンドの IP 構成
- バックエンド プール
- 正常性プローブ
- 負荷分散規則
フロントエンド構成では、ロード バランサーで応答するパブリック IP または内部 IP を指定します。
バックエンド プールは、Azure Virtual Machines や Azure Virtual Machine Scale Sets のインスタンスなど、サービスとリソースです。
負荷分散規則により、バックエンドへのトラフィックの分散方法が決定されます。
正常性プローブは、バックエンド内のリソースが正常であることを確認します。
ロード バランサーは、無数の TCP および UDP アプリケーション フローにスケールされます。