正常性プローブを作成する

完了

正常性プローブを使用すると、ロード バランサーでアプリケーションの状態を監視できます。 このプローブでは、正常性チェックに対する機械の応答に基づき、ロード バランサーのローテーションに含まれる仮想マシンが動的に追加または削除されます。 プローブで応答できない場合、ロード バランサーは異常なインスタンスへの新しい接続の送信を停止します。

次の図は、Azure portal で正常性プローブを作成する方法を示しています。 カスタム HTTP 正常性プローブは、TCP ポート 80 で実行するように構成されています。 このプローブは、5 秒間隔で仮想マシン インスタンスの正常性を確認するように定義されています。

Screenshot that shows how to create a health probe in the Azure portal.

正常性プローブについて知っておくべきこと

カスタム正常性プローブの構成には、主に HTTPTCP という 2 つの方法があります。

  • HTTP プローブでは、ロード バランサーによってバックエンド プール エンドポイントが 15 秒ごとに調査されます。 指定のタイムアウト期間内 (既定値は 31 秒) に仮想マシン インスタンスが HTTP 200 で応答した場合は、そのインスタンスは"正常"な状態であると見なされます。 HTTP 200 以外のステータスが返された場合、インスタンスは "異常" であるとみなされ、プローブ (試験) の結果は不合格となります。

  • TCP プローブは、定義されたプローブ ポートに TCP セッションを確立できるかに依存します。 仮想マシン上に指定されたリスナーが存在すれば、このプローブは成功します。 接続が拒否されると、プローブは失敗します。

  • プローブを構成するには、次の設定の値を指定します。

    • ポート: バックエンド ポート
    • URI: バックエンド エンドポイントから正常性状態を要求するための URI
    • 間隔: プローブ試行の間隔 (既定値は 15 秒)
    • 異常しきい値: エラーの数がこの値に達するとインスタンスは異常と見なされます
  • ゲスト エージェント プローブは、仮想マシン内のゲスト エージェントを使用する 3 番目のオプションです。 HTTP または TCP のカスタム プローブ構成が可能な場合、このオプションは推奨されません。