はじめに

完了

Azure Blob Storage は、大量の非構造化オブジェクト データを格納するためのサービスです。 非構造化データとは、特定のデータ モデルや定義に従っていないデータであり、テキスト データやバイナリ データなどがあります。

このモジュールであなたが勤めるメディア企業には、1 日に何千回もアクセスされる大量のビデオ クリップを含むライブラリがあります。 あなたは、会社からビデオ データ用の Blob Storage の構成を任されています。 あなたは、コストを削減し、パフォーマンスを向上させるために、アクセス層を使うことを計画しています。 あなたは、古いビデオのライフサイクル管理戦略を開発しています。 計画には、フェールオーバー用のオブジェクト レプリケーションの構成も含まれます。

学習の目的

このモジュールでは、次のことを行います。

  • Azure Blob Storage の目的と利点を理解する。
  • Azure Blob Storage アカウントを作成し、構成する。
  • Azure Blob Storage 内のコンテナーと BLOB を管理する。
  • BLOB ストレージのパフォーマンスとスケーラビリティを最適化する。
  • ライフサイクル管理ポリシーを実装して、データの移動と削除を自動化する。
  • Azure Blob Storage に最適な価格プランを決定する。

評価されるスキル

このモジュールの内容は、試験 AZ-104: Microsoft Azure Administrator の準備に役立ちます。

前提条件

このモジュールを理解して正常に完了するために役立つ一般的な前提条件の一部を次に示します。

  • クラウド コンピューティングに関する基本的な知識:仮想化、スケーラビリティ、従量課金制の価格モデルなど、クラウド コンピューティングの概念に関する知識があると、Azure Blob Storage が広範なクラウド エコシステムにどのように適合するかを理解する上で基礎となります。

  • Azure の基礎に関する知識:Azure Resource Manager、Azure Storage アカウント、Azure Virtual Networks など、Microsoft Azure のサービスと概念について基本を理解していると、BLOB ストレージの操作と構成を効率的に行うために役立ちます。

  • ストレージの概念に関する知識:ファイル システム、ディレクトリ、ファイル、データ レプリケーションなどの基本的なストレージの概念について理解していると、BLOB ストレージを使う場合に役立ちます。

  • Azure portal または Azure CLI に関する経験:Azure Portal (Web ベースの管理インターフェイス) または Azure CLI (コマンドライン インターフェイス) に関する知識があると、BLOB ストレージ リソースの操作と構成を効率的に行うために役立ちます。

  • 基本的なプログラミングまたはスクリプト作成のスキル:必ずしも必須ではありませんが、PowerShell や Python などのプログラミング言語やスクリプト言語に関する知識があると、BLOB ストレージ構成タスクを自動化する場合に便利です。