アプリを使いやすくするその他のコントロール

完了

このモジュールの始めに、コントロールの種類とその用途、およびコントロールのプロパティを変更する方法について説明しました。 このセクションでは、リボンのコントロール ドロップダウン メニューから使用できるいくつかのコントロールをさらに詳しく見ていきます。 挿入タブで Input の見出しを選択すると、異なる複数のコントロールの一覧が表示されます。

各コントロールは異なるユース ケースを念頭に設計されていることを思い出してください。 次のコントロールに関する情報を参考に、どのような場合にどのコントロールを使用するか判断してください。

事前に設定された値を持つコントロール

これらの各コントロールでは、ユーザーが選択できる値を決めておくことができます。 データ セットの値を制御したい場合は、これらのコントロールを使います。 これは多くの場合、レポート作成における重要な考慮事項です。 ただし、自由形式の回答から貴重な洞察を得る機会を逃してしまう可能性があります。 それでは、これらの各コントロールの相違点を詳しく見ていきましょう。

  • ドロップダウン - このコントロールを使うと、特に一覧の選択肢が多い場合に画面上のスペースを節約できます。 ユーザーが山型を選択して選択肢を表示しない限り、コントロールで使われるのは 1 行のみです。 このコントロールには、最大 500 項目が表示されます。

  • コンボ ボックス - このコントロールを使用すると、テキスト入力を使用して項目を検索したり、ドロップダウン インターフェイスを使用して項目を選択できます。 検索はサーバー上で SearchField プロパティに対して実行されるので、大きなデータ ソースであっても、パフォーマンスが影響を受けることはありません。 コンボ ボックス内の項目はフィルタ処理できます。 汎用的なコントロールで、よくフォームに表示されます。

  • リスト ボックス - このコントロールには、(ドロップダウン コントロールとは異なり) 使用可能なすべての選択肢が常に表示され、(ラジオボタン コントロールとは異なり) ユーザーは一度に複数の項目を選択できます。

  • チェックボックス - その値を true または false に設定するために、ユーザーがオンまたはオフにできるコントロールです。 ユーザーは、この使い慣れたコントロールを使用してブール値を指定できます。

  • ラジオ - ユーザーが 1 つの項目のみを選択できる選択可能な丸を表示するコントロール。 相互に排他的なオプションが少数の場合に最も便利です。

評価コントロール

アプリのユーザーに項目を評価してもらうという具体的なニーズがある場合は、次の 2 つのコントロールを使うと、自由形式のテキスト コントロールや ドロップダウン コントロールよりも優れたエクスペリエンスを提供できます。

  • スライダー - ユーザーは、スライダーのハンドルを上下または左右 (方向は指定できます) にドラッグして、指定された最小値と最大値の間の値を示すことができます。 スライダー コントロールは、キーボードを使用せずに数値データを入力できる簡単な方法です。

  • 評価 - このコントロールでは、たとえば、ユーザーが星をいくつか選択して、あるものをどれだけ気に入ったかを示すことができます。

利用可能なその他のコントロール

  • 切り替え - このコントロールを使ってアプリの UI を強化します。 これは、チェックボックス コントロールと同じように機能します。

  • タイマー - このコントロールでは、一定の時間が経過した後のアプリの反応を決定できます。 たとえば、コントロールを表示する時間を決めたり、一定の時間が経過した後に別の画面に移動したりできます。

  • 日付の選択 - カレンダーから日付を選択するためのコントロール。

  • ボタン - ユーザーがボタン コントロールを選択またはタップしたときに 1 つ以上の数式を実行するように、このコントロールの OnSelect プロパティを構成します。 ボタン コントロールは、データをデータ ソースに送信するのによく使われます。