最新のデータ ウェアハウスについて説明する

完了

最新のデータ ウェアハウスを使用すると、すべてのデータを任意の規模で簡単にまとめたり、分析ダッシュボード、運用レポート、またはすべてのユーザーに関する高度な分析によって分析情報を取得したりすることができます。

各種テクノロジの機能とクラウド サービスのエラスティックな性質、その両方の変化の速さは、これまで、次のような最新のワークロードを処理できるようデータ ウェアハウスの進化を促す新しい契機が次々に生じてきたことを表しています。

増加したデータ量

Microsoft Azure サービスには、組織のデータが増大したときの需要に合わせて、そのキャパシティをスケーリングする機能があります。 従来のオンプレミス データでは、オンプレミス サーバーのスケーリングは瑣末とは言えないタスクであり、需要を満たすためには、コストや追加のハードウェアの調達が必要になるほか、ビジネスの中断を伴う可能性もありました。 Azure なら、Azure Synapse Analytics などのサービスを、ボタンをクリックするだけでスケーリングすることができ、自動スケーリングさえも可能です。

新しい多様なデータ

ステージング データも、Azure Data Lake Store Gen2 を使用して簡素化されます。これにより、さまざまなデータを未加工の形式で格納できるため、データ ウェアハウスへのデータの取り込み処理がはるかに簡単になります。

従来のデータ ウェアハウスでは、特定の種類のデータを処理することが困難でした。 たとえば、PDF ファイルなどのソースからデータを外挿してサウンド ファイルを作成するのは、複雑すぎ、コストもかかりすぎます。 Azure AI Document Intelligence や Azure AI Speech などの AI テクノロジの機能強化により、これらの種類のデータ ソースを Azure AI サービスに渡し、テキストベースの形式で出力できるようになりました。この出力は、ソース ファイル自体と共に、Azure Data Lake Store Gen2 に格納できます。

データ速度

従来のオンプレミス データ ウェアハウスでは、主に、スケジュールに基づくデータのバッチ移動が処理されてきました。 組織によっては、ビジネス ニーズが切実であり、その実装のコストを吸収できる場合、リアルタイムのデータ ウェアハウスを構築することがあります。 Azure では、さまざまなサービスとやり取りできるストリーミング サービスのプロビジョニングをより簡単にし、コスト効果を大幅に向上させてきました。そのため、最新のデータ ウェアハウスでバッチ方式またはリアルタイム方式のソリューションを、コストに悩まされることなく提供できます。