セキュリティで保護された IoT ソリューションの設計
このシナリオの目標は、実験室内の環境条件を正確に維持することです。 そうすることで、テスト結果が正確で安定したものになります。 構築するシステムでは、データが自動的に読み取られ、デバイスからクラウドに安全に送信される必要があります。 この要件を満たすために、Azure Sphere で実行する、セキュリティで保護された IoT ソリューションを作成します。
使用するコンポーネント
Azure Sphere 開発者ラーニング パスを複製してアプリケーションを構成し、Visual Studio Code を使用して Azure Sphere デバイスにデプロイします。
これを実現するには、Azure Sphere MT3620 ボードを以下の目的に使用します。
- 室内環境モニターとして機能させます。 Azure Sphere アプリケーションを Azure Sphere ボードにデプロイします。 環境のテレメトリ データを読み取り、クラウドに送信することで、そのクラウド データを監視および分析できるようになります。
- さらに、クラウドから室内環境を制御できます。 定義済みの変数にしきい値を指定して、仮想の "暖房、換気、空調 (HVAC)" 装置を使って室内の安定した状態を維持し、実験の要件に合わせて環境を自動的に調整することができます。
使用するコンポーネントは次のとおりです。
- Azure Sphere MT3620 ボード: MT3620 は、最初の Azure Sphere 認定 MCU です。 Azure Sphere 認定 MCU は、セキュリティで保護された接続型のクロスオーバー マイクロコントローラーの新しいクラスです。
- Azure Sphere 開発者ラーニング パス: このラーニング パスのラボは、Avnet および Seeed Studio Azure Sphere 開発ボードを使用して、Azure Sphere 開発の世界に徐々に慣れていくように設計されています。 このラボでは、Azure Sphere のセキュリティの概念、セキュリティで保護された双方向クラウド通信、Azure RTOS リアルタイム アプリケーションを Azure と統合する方法、無線による更新などについて説明します。