データの世界における仕事上の役割について調べる

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データの管理、制御、および使用には、さまざまな役割が関係しています。 役割には、ビジネス指向のものもあれば、よりエンジニアリングに関係するもの、調査に焦点を合わせたもの、データ管理のさまざまな側面を組み合わせたハイブリッドな役割があります。 組織では役割を異なる方法で定義したり、異なる名前を付けたりする場合がありますが、このユニットで説明されている役割では、最も一般的なタスクと責任の分担がカプセル化されます。

ほとんどの組織には、データを扱う仕事上の役割として、主要なものが 3 つあります。

  • データベース管理者は、ユーザーにアクセス許可を割り当て、データのバックアップ コピーを格納してデータベースを管理し、障害が発生した場合にはデータを復元します。
  • データ エンジニアは、組織全体のデータの統合、データ クリーニング ルーチンの適用、データ ガバナンス ルールの特定、およびシステム間でデータ転送とデータ変換を行うパイプラインの実装に関して、インフラストラクチャとプロセスを管理します。
  • データ アナリストは、データを調査および分析して視覚化やグラフを作成し、組織が情報に基づいた意思決定を行えるようにします。

Note

仕事の "役割" は、タスクおよび責任の区別を定義します。 一部の組織では、同じ "人" が複数の役割を果たす場合があります。そのため、そのような人が、データベース管理者としての役割で、トランザクション データベースをプロビジョニングし、次にデータ エンジニアとしての役割で、分析のためにデータベースからデータウェアハウスにデータを転送するパイプラインを作成する場合があります。

データベース管理者

データベース管理者アイコン。データベース管理者は、オンプレミスおよびクラウドベースのデータベース システムの設計、実装、メンテナンス、および運用面を担当します。 データベースの全体的な可用性、一貫したパフォーマンス、および最適化を担当します。 利害関係者と協力し、自然災害または人為的エラーが発生した後に復旧するためのバックアップおよび復旧計画のポリシー、ツール、およびプロセスを実装します。

また、データベース管理者は、データベース内のデータのセキュリティを管理し、データに対する権限を付与し、必要に応じてユーザーにアクセスを許可または拒否する責任もあります。

データ エンジニア

データ エンジニア アイコン。 データ エンジニアは利害関係者と協力して、データ インジェスト パイプライン、クレンジングおよび変換作業、分析ワークロード用のデータ ストアを含む、データ関連のワークロードを設計および実装します。 リレーショナルおよび非リレーショナル データベース、ファイル ストア、データ ストリームなど、さまざまなデータ プラットフォーム テクノロジを使用します。

クラウド内、およびオンプレミスからクラウド データ ストアまでの範囲において、データのプライバシーを確実に維持する責任もあります。 また、データ パイプラインの管理と監視を自身で行い、予期したとおり確実にデータが読み込まれるようにします。

データ アナリスト

データ アナリスト アイコン。 データ アナリストは、企業がデータ資産の価値を最大化できるようにします。 トレンドと関係を特定するためのデータの調査、分析モデルの設計と構築、およびレポートと視覚化による高度な分析機能の有効化を担当しています。

データ アナリストは、特定のビジネス要件に基づいて生データを関連する分析情報に変換し、関連する分析情報を提供します。

Note

ここで説明する役割は、ほとんどの中規模から大規模の組織に見られる主要なデータ関連の役割を表しています。 "データ サイエンティスト" や "データ アーキテクト" など、ここで言及されていないデータ関連の役割もあります。また、他にも、"アプリケーション開発者" や "ソフトウェア エンジニア" など、データを扱う技術専門家がいます。