AI Builder 名刺リーダーを使用するための Power Automate フローの構築
この演習では、Power Automate フローを作成し、画像がフォルダーに追加されたかどうかを確認して、AI Builder 名刺リーダーをトリガーします。 連絡先情報が抽出されている場合は、Microsoft Dataverse に保存されます。 (名刺リーダーの事前構築済みモデルの Power Automate での使用 を参照)。
Power Automate でのフローの作成
フローを作成して、OneDrive に画像が追加されたときに、AI Builder の名刺リーダーのトリガーを管理し、その結果を連絡先テーブルに保存します。
Power Automate にサインインし、作成メニューを開きます。
一から開始セクションで、自動フローを選択します。
名前として、Contoso 名刺リーダーと入力します。
ファイルが作成されたとき - OneDrive for Business をトリガーとして入力します。
作成 を選択します。
注
「Outlook にメールが届いたとき」、「Dataverse にレコードが作成されたとき」、「SharePoint にアイテムが作成されたとき」など、任意のトリガーを使用できます。
Power Automate が新しい着信イメージを監視するフォルダを設定します。
この例では、Folder プロパティを画像に設定します。
AI Builder 名刺リーダーの呼び出し
AI Builder 名刺リーダーを呼び出すには、次のステップを実行します。
新しいステップを選択します。
予測 - Dataverse を選択します。
モデル ドロップダウン リストで BusinessCard モデルを選択します。
Image プロパティの ファイル コンテンツ を選択します。
Image type プロパティのファイルのコンテンツ タイプを選択します。
"連絡先" テーブルへの結果の保存
連絡先テーブルを保存するには、次のステップを実行します。
新しいステップ > 新しい行 - Microsoft Dataverse を追加を選択します。
Table Name プロパティで、連絡先テーブルを選択します。
連絡先テーブル フィールドを名刺リーダーモデルから抽出したフィールドにマップできます。 姓、名、住所情報、メールなどのフィールドが使用できます。 現在、18 のフィールドが用意されています。
注
メールで結果を送信したり、SharePoint でファイルを作成をしたりすることなどもできます。
以下のフローで終了してください。 保存を選択すると、フローで画像を処理する準備が整います。
名刺の画像を、OneDrive の画像フォルダーにドロップします。 Power Automate はこのファイルを自動的に処理し、AI Builder 名刺リーダーをトリガーして、名刺から抽出したデータとともに連絡先テーブルに新しいレコードを保存します。
これで、AI Builder 名刺リーダーを Power Automate に統合して、OneDrive から自動的に名刺を処理し、Dataverse に結果を保存する方法についての学習が完了しました。