演習 - Azure ストレージ アカウントを作成する
組織の医療システムのソリューション アーキテクトであるあなたは、高可用性医療アプリケーションをデプロイするための基礎の準備を始めようと考えています。
この演習では、Azure ストレージ アカウントを作成し、RA-GRS 用にアカウントを構成します。 既定では、ストレージ アカウントは作成時に LRS に設定されます。 アプリケーションを高可用性にするには、モードを RA-GRS に変更します。 ストレージ アカウントは、アプリケーションが常に稼働するようにするためのディザスター リカバリー機能として使用されます。
最初に、アプリケーション データを格納するための Azure ストレージ アカウントを作成します。
医療アプリケーションをホストする Azure ストレージ アカウントを作成する
ストレージ アカウントを作成します。 このストレージ アカウントで、医療アプリケーションがホストされます。
Cloud Shell で次のコマンドを実行します。
STORAGEACCT=$(az storage account create \ --resource-group <rgn>[Sandbox resource group]</rgn> \ --name healthcareapp$RANDOM \ --sku Standard_RAGRS \ --output tsv \ --query "name") echo $STORAGEACCT
後の演習で作成し直す必要がある場合は、$STORAGEACCT 変数の値を記録しておきます。
この手順では、ストレージ アカウントのレプリケーション ポリシーを RA-GRS に設定して、障害が発生した場合にアプリケーションがセカンダリ リージョンにフェールオーバーできるようにします。
次のコマンドを実行して、レプリケーションの状態を確認します。
az storage account show \ --name $STORAGEACCT \ --query "[statusOfPrimary, statusOfSecondary]"
プライマリ サイトとセカンダリ サイトの状態がどちらも、"利用可能" と表示されている必要があります。
ストレージ アカウントの接続文字列を取得する
前のセクションで作成したストレージ アカウントの接続文字列を取得するには、次のコマンドを実行します。
az storage account show-connection-string \ --name $STORAGEACCT \ --resource-group <rgn>[Sandbox resource group]</rgn>
出力された接続文字列をコピーし、このモジュールの後半で参照できるように保存しておきます。
Azure ストレージ アカウントをフェールオーバーする
Cloud Shell を使って、ストレージ アカウントのレプリケーションの状態を確認します。 プライマリ ロケーションとセカンダリ ロケーションの状態を表示するには、次のコマンドを実行します。
az storage account show \
--name $STORAGEACCT \
--expand geoReplicationStats \
--query "[primaryEndpoints, secondaryEndpoints, geoReplicationStats]"
出力では、プライマリ エンドポイント、セカンダリ エンドポイント、およびリージョン間でデータが最後に同期された時刻に関する有用な情報が表示されます
コマンドで "最終同期時刻は、アカウント healthcareappnnnn では利用できません" というエラーが返される場合は、数分間待ってからコマンドを繰り返します。