Azure Sphere とは
Azure Sphere は、インターネットに接続されたデバイス用の、セキュリティで保護された高レベルのアプリケーション プラットフォームであり、通信とセキュリティ機能が組み込まれています。 Azure Sphere プラットフォームは、次の 3 つのコンポーネントで構成されています。
- セキュリティで保護された、接続されたクロスオーバー型マイクロコントローラー ユニット (MCU)
- カスタムの高レベルな Linux ベースのオペレーティング システム (OS)
- 継続的かつ更新可能なセキュリティを提供するクラウドベースのセキュリティ サービス
Note
通常、埋め込み処理は、アプリケーション プロセッサと MCU という 2 つの異なるカテゴリで構成されます。 MCU ベースの設計は、手頃な価格で使いやすく、柔軟に使用できます。 ただし、多くの設計要件は、MCU の制約を超えています。 それらは、アプリケーション プロセッサによってカバーされます。 クロスプロセッサは、この 2 つの設計目標にまたがります。 これらは、MCU コアを使用して構築されたアプリケーション プロセッサとして機能します。 これらは、アプリケーション プロセッサのハイ パフォーマンスと機能を提供するように設計されています。 ただし、従来の MCU の使いやすさとリアルタイムの低電力操作も維持されています。
Azure Sphere プラットフォームにより、セキュリティで保護され、インターネットに接続された IoT ソリューションの開発、デプロイ、メンテナンスを行うためのエコシステムが提供されます。 したがって、セキュリティは Azure Sphere の主要な価値提案です。 セキュリティの基礎に基づいて、Azure Sphere プラットフォームには次のような他の利点があります。
- 現場の接続された IoT デバイスのメンテナンスを安全かつリモートに行う機能
- なりすまし、悪意のあるソフトウェア、サービス拒否攻撃など、さまざまな種類のセキュリティ リスクからの保護
- 最新のセキュリティの脅威に対処するためのソフトウェア更新プログラムを自動的に受信する機能 ソフトウェア更新プログラムは、クラウドから、接続されている任意のデバイスに自動的にデプロイできます。 更新プログラムにより、問題を修正したり、新しい機能を提供したり、新たな攻撃方法に対処したりすることができます
- ソフトウェア更新プログラムの自動プロビジョニングによる、サポート担当者の生産性向上
- 問題の診断と新しい製品の設計に役立つ、製品の使用状況データを取得する機能
- 顧客満足度、製品サポート、将来の開発など、バリュー チェーンに対する全体的なメリット
- ガーディアン モジュールを使用した、レガシ IoT デバイスのサポート