データ コレクター セットを使用してサーバーのパフォーマンスを分析する

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データ コレクター セットとは、パフォーマンス カウンター、イベント トレース、システム構成データのカスタムのセットです。 データ コレクター セットでは、複数のデータ コレクション ポイントを 1 つのポータブル コンポーネントに編成します。

データ コレクター セットを使用する方法

データ コレクター セットでは、独自に使用したり、他のデータ コレクター セットとグループ化したりすることができます。 また、データ コレクター セットをログに組み込んだり、パフォーマンス モニターで観察したりすることもできます。 パフォーマンス カウンターで構成されたしきい値に達したときにアラートを生成するように、データ コレクター セットを構成できます。

サーバー コンピューター上の現在のパフォーマンス アクティビティを分析すると便利ですが、一定期間のパフォーマンス データを収集し、以前に収集したデータと分析して比較する方が便利な場合があります。 この比較を使用してリソースの使用状況を判断することで、成長を計画し、潜在的なパフォーマンスの問題を特定できます。

また、スケジュールされた時刻、指定された長さの時間、または事前に定義されたサイズに達するまで実行するようにデータ コレクター セットを構成することもできます。 たとえば、作業時間中に 1 時間ごとに 10 分のデータ コレクター セットを実行して、パフォーマンス ベースラインを作成できます。 また、設定された制限に達したときに再起動するデータ コレクターを設定して、間隔ごとに個別のファイルを作成することもできます。

データ コレクター セットを構成するときに、パフォーマンス監視のスケジュールを構成できます。 スケジュールするのは、データ コレクター セットのプロパティ ウィンドウの [スケジュール] タブでオプションとなっています。 選択できるスケジュール監視のオプションには、開始日、有効期限、開始時刻があります。 また、パフォーマンス監視を実行する週の日も選択できます。

次のスクリーンショットでは、データ コレクター セットを構成する管理者を示しています。 データ コレクター セットの既定のサーバー マネージャー パフォーマンス モニターを選択し、既定のパフォーマンス カウンターを変更しています。

The following screenshot displays the Performance Counters Properties, Performance tab. This is where an administrator configures a data collector set. The default Server Manager Performance Monitor data collector set is selected, and the default Performance Counters can be modified.

有用なシステム情報を記述するデータ コレクターの組み合わせを作成したら、それらをデータ コレクター セットとして保存して実行し、結果を観察できます。

データ コレクター セットでは、次の種類のデータ コレクターを使用できます。

  • パフォーマンス カウンター。 このデータ コレクターでは、サーバー パフォーマンス データを提供します。

  • イベント トレース データ。 このデータ コレクターでは、システム アクティビティとイベントに関する情報を提供します。この情報は、多くの場合、トラブルシューティングに役立ちます。

  • ファイル内の構成情報。 このデータ コレクターを使用すると、レジストリ キーの現在の状態を記録し、それらのキーに対する変更を記録できます。

ヒント

データ コレクター セットを作成する場合、テンプレートを使用するか、パフォーマンス モニター ビューで既存のデータ コレクター セットを使用するか、またはデータ コレクターを個別に選択し、データ コレクター セットのプロパティで個別のオプションを設定することができます。