Exchange サーバーを自動化する

完了

組織で Exchange サーバーを使用している場合、Power Automate デスクトップでは Exchange アクションを使用してサーバーを自動化できます。 Exchange アクションを使用すると、Exchange サーバーに接続し、サーバーからのメールを取得、送信、または処理できます。

Exchange サーバーへの接続

Exchange アクションを展開する前に、Exchange サーバーへ接続アクションを使用して、選択した Exchange サーバーとの接続を確立します。

アクションのプロパティで、Exchange サーバーのバージョンを設定し、メール アドレスを使用してサーバーを自動的に検出するかどうかを選択できます。

さらに、資格情報を Exchange の既定値に設定するか、手動で指定するかを選択できます。 このアクションは、確立された接続を変数に保存し、他の Exchange アクションで後で使用できるようにします。

Exchange メール メッセージの取得

Exchange フォルダーから特定の基準を満たすメールを取得するには、Exchange メール メッセージの取得アクションを使用します。

取得するメールを制限するには、さまざまなフィールドに含まれている親フォルダー、状態、またはキーワードに従ってそれらをフィルター処理します。 取得したメールに添付ファイルが含まれている場合は、そのアクションを実行することによって、ファイルをローカルのデスクトップに保存できます。

Exchange メール メッセージの送信

メール メッセージを送信するには、以前確立した Exchange サーバーの接続を介して新規メール メッセージを作成し、送信する Exchange メール メッセージの送信アクションを展開します。

アクションのプロパティでは、次の要素を指定できます。

  • 送信者
  • 送信者の表示名
  • 受信者
  • CC および BCC の受信者
  • 新規メールの件名と本文

必要に応じて、メールの本文を HTML で記述したり、ファイルをメッセージに添付したりすることができます。 ファイルを添付するには、添付ファイル フィールドに、ファイルのパス、または 1 つのファイルか一連のファイルを含む変数を入力します。

Exchange メール メッセージの送信アクション ダイアログのプロパティ。

Exchange メール メッセージの処理

Power Automate デスクトップでは、Exchange フォルダーからメッセージを取得した後、Exchange メール メッセージの処理アクションでこれらのメッセージを操作できるようになります。

このアクションでは、削除する、未読としてマークする、メッセージを他のフォルダーに移動するなど、一連の重要なメール操作を実行します。

このアクションをデプロイするには、メールのリストを入力として設定する必要があります。 このリストは、Exchange メール メッセージの取得アクションを使用して作成できます。