機密性の高い変数

完了

フロー デザイナーを通じてデスクトップ フローを実行すると、展開されているすべての変数の値を確認できます。 この機能によって、デスクトップ フローの状態をいつでも確認できるため、デバッグが簡単になります。

ただし、セキュリティ上の理由から表示すべきでない機密情報を扱うシナリオもあります。 Power Automate では、変数を機密情報としてマークすることでその内容を非表示にできます。

機密性の高い変数の値は、フロー デザイナーの変数ウィンドウに表示されません。 さらに、コンソールまたはクラウド フローからフローを実行したとき、値が Power Automate ポータルに記録されません。

ワークスペースの機密性の高い変数のスクリーンショット。

機密性の高い変数は、他のすべての変数と同様、あらゆるアクションで制限なく操作、参照、処理、使用できます。

変数を機密情報として設定するには、変数ウィンドウでその名前を右クリックし、機密情報としてマークを選択します。 変数を機密情報として扱うのをやめるには、その変数を右クリックして機密情報としてマークしないを選択します。

フロー デザイナーの「機密情報としてマーク」オプションのスクリーンショット。

コンテキスト メニューとは別に、各変数名の横にある専用のアイコンを使って、機密情報または非機密情報としてマークすることができます。

どの変数でも、その型に関係なく機密情報としてマークできます。 リスト、データ行、データテーブルなどの構造化されたデータ型が機密情報としてマークされた場合、変数全体がマークされます。

フロー デザイナーの「機密情報としてマーク」アイコンのスクリーンショット。