運用環境を要求する

完了

Lifecycle Services 方法論の分析、設計および開発、テストの各フェーズを完了し、Go-live 評価でプロジェクトの準備が整っていることが確認できたら、運用環境を要求することができます。

展開する環境の管理者ユーザーには、サービス アカウント (汎用ユーザー アカウントなど) を選択することをお勧めします。 名前付きユーザー アカウントを使用すると、そのユーザーを使用できない場合に環境にアクセスできなくなります。

次のようなシナリオでは、管理者ユーザーで環境にアクセスする必要があります。

  • 最初の展開後に初めていずれかの環境にサインインする場合 – この場合、環境にアクセスできるユーザーは、管理者ユーザーのみです。
  • 運用環境からデータベースを更新後、初めてサンドボックス環境にサインインする場合 – この場合、管理者アカウント以外のすべてのユーザー アカウントはサインインできません。

運用環境は、サンドボックス環境が展開されているのと同じデータセンターに展開されている必要があります。

運用環境の要求のサインオフを行った後は、Microsoft が責任を持って運用環境の展開を行います。 運用環境の展開に関する Microsoft のサービス レベル アグリーメント (SLA) は 48 時間です。 使用状況プロファイルに追加情報が必要な場合を除き、要求の送信後 48 時間以内の任意のタイミングで運用環境が展開される可能性があります。 展開の進捗状況は Lifecycle Services で確認できます。 通常、運用環境の要求の状態がキューに設定から展開中に変わるまでに数時間かかります。

展開の要求を送信すると、Microsoft Dynamics サービス エンジニアリング (DSE) チームへのサービス要求が自動的に作成されます。 このサービス要求は、Lifecycle Services のサービス要求の一覧で確認できます。 不明点があり、DSE チームが運用環境の展開を進めることができない場合は、サービス要求に対してチームからコメントが追加されます。

たとえば、サブスクリプション見積のもり更新やデータセンターの変更を DSE チームからお願いすることがあります。 場合によっては、変更を行うために、運用環境の要求からサインオフをいったん消去することが必要な場合もあります。

サインオフを消去できるのは、運用環境の要求の状態がキューに設定になっているときだけです。 サインオフを消去するには、キューに設定ボタンを選択します。 要求の状態が構成に戻ります。 これで、必要な変更を行って、再度サインオフすることができます。