はじめに

完了

Azure AI サービスは、エッジ デバイス上の多くのシナリオで使用できます。

たとえば、エッジ デバイス上のテキストから言語を検出する機能は、翻訳などの後続アクションの実行に役立ちます。 Azure IoT Edge で Azure AI サービスを使用して、自然災害の被災地で言語検出ソリューションを実装することができます。

あなたは地震の被害に遭った地域を担当することになり、災害救援物資の調整を任されたとします。 最近の地震でその地域のインフラストラクチャが破壊されました。 あなたの任務は、現地での救援活動を調整することです。 具体的には、医療品の管理を任されています。 この地域では、さまざまな国から緊急援助として医療品を受け取っています。 あなたは、その医療品の受け取りを担当する最初の連絡先です。 そのため、提供元の国/地域を正しく識別できるように、医療品のラベルをスキャンしたいと考えています。 それが終わったら、ラベルのその他の詳細を確認できる適切な医療スタッフに医療品を渡すことができます。 あなたは被災地にいるため、接続に依存することはできません。

The illustration shows how to run Azure AI services on the IoT Edge device based on the scenario.

これまで、医師たちは、その言語を話す適任者が現れるまで待つ必要がありました。 災害下においてそのような適任者を見つけることは、必ずしも容易なことではありませんでした。 そのため、必要に応じてオフラインで実行できるアプリやサービスを使用したいと考えています。 アプリによって医療品の言語が特定されます。 このようなデバイスが使用できれば、より安全なソリューションを作成でき、また、貴重な時間を最大限に利用できます。 このソリューションでは、被災地ゾーンでのより幅広い AI for Good の取り組みの一環として、エッジ デバイスで Azure AI サービス (言語検出) を採用する必要があります。

学習の目的

このモジュールでは、次のことを行います。

  • エッジ デバイスで言語検出を実行するためのコグニティブ サービスを実装する
  • エッジ デバイスでの言語検出の問題を解決するために、エッジ デバイスにコグニティブ サービスをデプロイするソリューションのコンポーネントとサービスをどのように連携させるかについて説明する