SQL エラスティック プールのパフォーマンスとコストの管理
SQL エラスティック プールは、サーバー コストの削減に役立つ可能性があります。 エラスティック プールを効果的に使用するには、その容量を正確に構成する必要があります。 エラスティック プールを構成するために、ここでは ''DTU ベース'' または ''仮想コアベース'' の購入モデルのいずれかを使用して SQL サーバーのパフォーマンスを測定し、その価格を特定する方法を理解する必要があります。
DTU ベースの価格モデル
データベース トランザクション ユニット (DTU) は Azure でのサービス レベルのパフォーマンスの測定単位であり、コンピューティング、ストレージ、および IO リソースのバンドルされたメジャーに基づいています。 コンピューティング サイズは、単一データベースの場合は DTU で、エラスティック プールの場合はエラスティック データベース トランザクション ユニット (eDTU) で表されます。
任意のリソース (CPU、ストレージ、または IO) において、ご利用のサービス レベルで使用可能なリソースを超える需要があった場合、ご利用のデータベースのパフォーマンスが調整されます。 このモデルは最もシンプルで、Basic、Standard、Premium という 3 つのサービス レベルで利用できます。
仮想コア ベースの価格モデル
仮想コア (vCore) は、ハードウェアの世代とハードウェアの物理特性 (コア数、メモリ、ストレージ サイズなど) を選択できる論理 CPU を表します。
仮想コアベースの購入モデルによって、個々のリソース使用量に対する柔軟性と管理性が得られるため、オンプレミスのワークロード要件をクラウドに容易に移行できます。 このモデルを使用すると、General Purpose サービス レベルまたは Business Critical サービス レベル内のワークロードのニーズに基づいてコンピューティング、メモリ、およびストレージを選択することができます、
次のグラフは、2 つの価格モデルを比較したものです。
コストの見積もりの確認
Azure portal には、ご利用のプール設定の結果が月額の見積もり料金として表示されます。 次のグラフは、DTU ベースの価格と仮想コア ベースの価格のモデルを示しています。