Azure Stream Analytics ジョブの監視とトラブルシューティング
監視は、どのミッション クリティカルなワークロードでも重要な部分です。 監視は、アプリケーションまたはサービスのダウンタイムを引き起こす可能性のある問題を事前に検出して回避するのに役立ちます。
Azure Stream Analytics ジョブは、次に示すいくつかのツールを使用して監視することができます。
- ジョブを実行するたびに使用されるアクティビティ ログ
- サービスとアプリケーションの正常性の傾向を示すリアルタイムのダッシュボード
- アプリケーションまたはサービスでの問題を知らせるアラート
- 診断ログ
アクティビティ ログ
Stream Analytics のアクティビティ ログでは、実行した各ジョブに関する詳細が提供されます。 この低レベルのトラブルシューティング ツールは、データ ソース、出力、または変換クエリの問題を明らかにするのに役立つ場合があります。
作成した各ジョブには、アクティビティ ログがあります。 ログ内では、各ジョブを展開してからイベントを選択すると JSON ファイルに詳細が表示されます。
ダッシュボード
ダッシュボードには、ご自分の Stream Analytics ジョブに関する主要な正常性メトリックが表示されます。 ライブ ダッシュボードを表示するには、Azure portal に移動し、ご自分の Stream Analytics ジョブを選択し、[監視] の下にある [メトリック] を選択します。
アラート
問題を事前に検出するには、さまざまなメトリックとしきい値に基づいてアラートが生成されるように Stream Analytics を設定します。 Azure portal でアラートを設定するには、Stream Analytics ジョブの [監視] で、[アラート ルール]>[作成]>[アラート ルール] を選びます。
ルールを設定する際に、アラートを電子メール、SMS、またはボイスメールのいずれで送信するかを選択できます。 また、アラートを使用してワークフローをトリガーすることもできます。
診断ログ
診断ログは、運用インフラストラクチャの重要な部分です。 診断ログを使用することで、運用環境デプロイの問題の根本原因を見つけやすくなります。 根本原因の分析用に、診断ログをさまざまなシンクや送り先に簡単に配信できます。
Stream Analytics の診断は、既定ではオフになっています。 Azure portal では、それを必要に応じてオンにすることができます。 Stream Analytics ジョブの [監視] で、[診断設定]>[+ 診断設定の追加] を選びます。
診断の設定は、Azure Storage アカウントに保存することも、Azure Event Hubs または Azure Log Analytics に送信することもできます。 ジョブの実行またはジョブの作成に対して診断ログを生成してください。