VM 拡張機能のトラブルシューティング

完了

VM 拡張機能では、Azure VM に関するデプロイ後の構成と自動タスクが提供されます。 たとえば、VM 拡張機能を使って次のことができます。

  • ソフトウェアのインストールを実行する

  • ウイルス対策保護を提供する

  • VM 内でスクリプトを実行する

拡張機能の状態を確認する

VM 拡張機能で問題が発生する場合は、次のガイダンスを使用して解決を試みます。 最初にチェックするのは、インストールされているすべての拡張機能の状態です。 必要な拡張機能が実行されていない場合は、その理由を特定する必要があります。 考えられる原因の 1 つは、VM エージェントが実行されていないことです。 エージェントが実行されていない場合、拡張機能は正常に機能しません。

注意

拡張機能を管理、インストール、実行するには、VM エージェントが必要です。

VM エージェントの状態とインストールされている拡張機能の状態は、get-AzVM PowerShell コマンドレットを使って確認できます。

  1. Cloud Shell インスタンスを開き、適切な Azure サブスクリプションに接続します。

  2. 次のコマンドを実行します。

    • Get-AzVM -ResourceGroupName $RGName -Name $vmName -Status

返される出力には、使用可能な拡張機能とその状態が記されています。 また、VM エージェントの状態も示さていれます。 次のスクリーンショットには、リソース グループ ContosoResourceGroup の Contoso-VM1 という名前の VM に対するこのコマンドからの出力が表示されています。 2 つの VM 拡張機能があります。

  • AzureNetworkWatcherExtension

  • MicrosoftMonitoringAgent

どちらも正常にプロビジョニングされています。 VM エージェントの詳細は、出力の最後の方にも表示されています。 状態は Ready で、バージョンは 2.7.41491.1029 です。

A screenshot displays the output from the get-azvm cmdlet.

次の PowerShell コマンドを使って、特定の拡張機能に関する具体的な詳細情報を取得できます: Get-AzVMExtension -ResourceGroupName $RGName -VMName $vmName -Name $ExtensionName

ヒント

ポータルを使って拡張機能の状態を確認することもできます。

拡張機能のログを確認する

拡張機能のログを使って、拡張機能とその問題に関する情報をさらに見つけることができます。 Windows の場合:

  • 拡張機能のログは、C:\WindowsAzure\Logs\Plugins フォルダーにあります。

  • 拡張機能の設定と状態のファイルは、C:\Packages\Plugins フォルダーにあります。

ログを調べても、どこに問題があるのかはっきりしない場合は、特定の拡張機能に固有のドキュメントをさらに参照することが必要な場合があります。 この追加情報は、このモジュールの「まとめ」ユニットのリンクに記載されています。

ヒント

拡張機能が失敗状態と表示される場合は、その拡張機能をいったん削除してから再インストールすることを検討します。