Lync Server 2013 のプールのフェールオーバーおよびフェールバックの復旧時間

 

トピックの最終更新日: 2012-09-10

プールフェールオーバーとプールフェールバックの場合、目標復旧時間 (RTO) のエンジニアリング ターゲットは 30 分です。 これは、管理者が障害が発生したと判断し、フェールオーバー手順を開始した後、フェールオーバーに必要な時間です。 管理者が状況を評価して決定を下す時間も含まれず、フェールオーバーが完了した後にユーザーが再度サインインする時間も含まれません。

プールフェールオーバーとプールフェールバックの場合、目標復旧ポイント (RPO) のエンジニアリング ターゲットは 30 分です。 これは、障害が発生したときに、バックアップ サービスのレプリケーション待機時間に起因してデータが消失する可能性がある時間を表すものです。 たとえば、プールが午前 10 時にダウンし、RPO が 30 分の場合、午前 9 時 30 分から午前 10 時の間にプールに書き込まれたデータがバックアップ プールにレプリケートされていない可能性があり、失われます。

このドキュメントに示す RTO と RPO の数値はすべて、待ち時間の少ない高速接続で 2 つのサイトが結ばれている同じ地域内に 2 つのデータ センターが設置されていることを前提としています。 どちらの数値も、データ レプリケーションにバックログがない事前定義済みのユーザー モデルに対して、同時アクティブ ユーザーが 40,000 人と Lync に対して有効になっているユーザーが 200,000 人存在するプールを対象として測定を行った結果です。 これらの数値は、パフォーマンス テストおよび検証に基づいて変更される可能性があります。