Lync Server 2013 の IPv6 の技術要件

 

トピック最終更新日時: 2012-10-30

IPv6 用に Lync Server 2013 を構成する予定の場合は、次の要件に留意してください。

  • Lync Server で IPv6 アドレスを使用するには、検出して IPv6 アドレスに解決する必要があるレコードのドメイン ネーム システム (DNS) レコードを作成する必要があります。 IPv6 DNS はホスト AAAA (クアッド A) レコードを使用します。 展開内で IPv4 と IPv6 の両方を使用する場合は、IPv4 用のホスト A レコードと IPv6 用のホスト AAAA レコードの両方を構成し保持するのが最善の方法です。 自身の展開を IPv6 に完全に移行した場合でも、IPv4 を使用する外部ユーザーのために IPv4 DNS ホスト レコードが引き続き必要となる場合があります。

    IPv6 DNS ホスト レコードは IPv6 の使用を始める前から展開できます。 クライアントまたはサーバーが IPv6 を使用しない場合、そのレコードは参照されません。 移行時のテクノロジは、どのレコードを使用するかを、移行テクノロジの構成およびポリシーに基づいて判断します。

  • 各 IPv6 アドレスにはスコープがあります。 IPv6 アドレス指定に使用できる 3 つのスコープは、IPv6 グローバル アドレス (パブリック IPv4 アドレスと同様)、IPv6 固有のローカル アドレス (プライベート IPv4 アドレス範囲と同様)、および IPv6 リンクローカル アドレス (Windows Server for IPv4 の自動プライベート IP アドレスと同様) です。 プール内のすべてのサーバーには、同じスコープを持つ IPv6 アドレスが必要です。

大事な

IPv6 は複雑なトピックであり、Windows Server レベルと Lync Server 2013 レベルで割り当てるアドレスが想定どおりに機能するように、ネットワーク チームとインターネット プロバイダーとの慎重な計画が必要です。 IPv6 アドレス指定と計画に関するその他のリソースについては、このトピックの最後にあるリンクを参照してください。