電子情報開示用のExchange Online メールボックスに格納されているコンテンツ

Exchange Onlineのメールボックスは、主に、メッセージ、予定表アイテム、タスク、メモなどの電子メール関連のアイテムを格納するために使用されます。 しかし、クラウドベースのアプリがユーザーのメールボックスにデータを格納するにつれて変化しています。 メールボックスにデータを格納する利点の 1 つは、コンテンツ検索、Microsoft Purview eDiscovery (Standard)、Microsoft Purview eDiscovery (Premium) の検索ツールを使用して、これらのクラウドベースのアプリからデータを検索、表示、エクスポートできることです。

これらのアプリの一部のデータは、メールボックス内の非対人メッセージ (非 IPM) サブツリーにある非表示フォルダーに格納されます。 他のクラウドベースのアプリのデータはメールボックス 格納されていない可能性がありますが、メールボックス に関連付けられている ため、検索で返されます (そのデータが検索クエリと一致する場合)。 クラウドベースのデータがユーザー メールボックスに格納されているか、ユーザー メールボックスに関連付けられているかに関係なく、通常、ユーザーがメールボックスを開いたときに、データは電子メール クライアントに表示されません。

次の表に、クラウドベースのメールボックスにデータを格納または関連付けるアプリの一覧を示します。 この表では、各アプリが生成するコンテンツの種類についても説明します。

Microsoft 365 アプリ 説明
Forms* フォームとフォームへの応答は、メール メッセージに添付され、フォームを作成したユーザーのメールボックスの非表示フォルダーに格納されているファイルに格納されます。 2020 年 4 月より前に作成されたフォームは PDF ファイルとして保存されます。 2020 以降に作成されたフォームは、JSON ファイルとして格納されます。 フォームへの応答は CSV ファイルに格納されます。 PST ファイル内のフォームからコンテンツをエクスポートする場合、このデータは、次のグローバルに一意の識別 (GUID): c9a559d2-7aab-4f13-a6ed-e7e9c52aec87 という名前のサブフォルダーの ApplicationDataRoot フォルダーにあります。
Microsoft 365 グループ メッセージ、予定表アイテム、連絡先 (People)、メモ、タスクのEmailは、Microsoft 365 グループに関連付けられているメールボックスに格納されます。
Microsoft Copilot for Microsoft 365 サポートされている Microsoft 365 アプリとサービスで生成されたすべての Copilot アクティビティ データ (ユーザー プロンプトと Copilot 応答) は、カストディアン メールボックスに格納されます。
Outlook/Exchange Online Emailメッセージ、予定表アイテム、連絡先 (People)、メモ、タスクは、ユーザーのメールボックスに格納されます。
連絡先 People アプリの連絡先 (Outlook でアクセスできる連絡先と同じ連絡先) は、ユーザーのメールボックスに格納されます。
クラス スケジュール クラス スケジュールで作成されたプランは、新しいプランの作成時にプロビジョニングされる対応する Microsoft 365 グループのメールボックスに格納されます。 グループ メールボックスのエイリアスは、プランの名前です。
Skype for Business Skype for Business内の会話は、ユーザーのメールボックスの [会話履歴] フォルダーに格納されます。 Skype 会議の参加者のメールボックスが訴訟ホールドに配置されているか、アイテム保持ポリシーに割り当てられている場合、会議に添付されたファイルは参加者メールボックスに保持されます。
Sway* Sways は、電子メール メッセージに添付され、sway を作成したユーザーのメールボックスの非表示フォルダーに格納される HTML ファイルとして格納されます。 PST ファイルのSwayからコンテンツをエクスポートする場合、このデータは、次の GUID を持つという名前のサブフォルダーの ApplicationDataRoot フォルダーにあります。 905fcf26-4eb7-48a0-9ff0-8dcc7194b5ba
タスク タスク アプリのタスク (Outlook でアクセスできるタスクと同じタスク) は、ユーザーのメールボックスに格納されます。
Teams Teams チャネルの一部である会話は、Teams メールボックスに関連付けられます。 Teams のチャット リストの一部である会話 ( 1 x N チャットとも呼ばれます) は、チャットに参加するユーザーのメールボックスに関連付けられます。 また、Teams チャネル内の会議と通話の概要情報は、会議または通話にダイヤルインしたユーザーのメールボックスに関連付けられます。 そのため、Teams コンテンツを検索する場合は、チャネル会話内のコンテンツを Teams メールボックスで検索し、ユーザー メールボックスで 1 x N チャット内のコンテンツを検索します。
To-Do To-Do アプリのタスク (to do リストに保存される to do と呼ばれます) は、ユーザーのメールボックスに格納されます。
Viva Engage Viva Engage コミュニティ内の会話とコメントは、Microsoft 365 グループ メールボックス、作成者のユーザー メールボックス、および任意の名前付き受信者 (@ メンションまたは Cc'ed ユーザー) に関連付けられます。 Viva Engage コミュニティの外部に送信されたプライベート メッセージは、プライベート メッセージに参加するユーザーのメールボックスに格納されます。

注:

* 現時点では、(電子情報開示 (Standard) または電子情報開示 (Premium) ケースで保留を使用して) メールボックスに保留が設定されている場合、このアプリのコンテンツは保留によって保持されません。