クラッシュ アナライザーを使用したシステム障害の診断

Microsoft Diagnostics and Recovery ツールセット (DaRT) 10 の クラッシュ アナライザー を使用すると、Windows ベースのコンピューター上のメモリ ダンプ ファイルをデバッグし、関連するコンピューター エラーを診断できます。 クラッシュ アナライザーは、Microsoft Debugging Tools for Windows を使用して、コンピューターの障害の原因となったドライバーのメモリ ダンプ ファイルを調べます。 クラッシュ アナライザーは、エンド ユーザー コンピューター上で実行することも、エンド ユーザー コンピューター以外のコンピューター上でスタンドアロン モードで実行することもできます。

診断タスク

  • エンド ユーザー コンピューターでクラッシュ アナライザーを実行します。

    通常、 クラッシュ アナライザー は、問題が発生しているエンド ユーザー コンピューターの [診断と回復ツールセット ] ウィンドウから実行します。 クラッシュ アナライザーは、問題のあるコンピューター上の Windows 用デバッグ ツールの検索を試みます。 [ディレクトリ パス] ダイアログ ボックスが空の場合は、場所を入力するか、Windows 用デバッグ ツールの場所を参照する必要があります (Microsoft からファイルをダウンロードできます)。 シンボル ファイルが配置されている場所へのパスも指定する必要があります。

    DaRT 10 回復イメージの作成時に Microsoft Debugging Tools for Windows とシンボル ファイルを含める場合は、問題のあるコンピューターで クラッシュ アナライザー を実行するときにツールとシンボル ファイルを使用できる必要があります。 それらを DaRT 回復イメージに含めなかった場合、またはディスク サイズやネットワーク接続の問題によって取得できない場合は、次のセクションで説明するように、エンド ユーザーのコンピューター以外のコンピューターでスタンドアロン モードでクラッシュ アナライザーを実行することもできます。

  • エンド ユーザーのコンピューター以外のコンピューターで、クラッシュ アナライザーをスタンドアロン モードで実行します。

    通常、問題が発生しているエンド ユーザー コンピューターで Crash Analyzer を実行しますが、エンド ユーザー コンピューター以外のコンピューターで、スタンドアロン モードで Crash Analyzer を実行することもできます。 このオプションは、DaRT 回復イメージに Windows デバッグ ツールを含めなかった場合、またはディスク サイズまたはネットワーク接続の問題によってデバッグ ツールを取得できない場合に選択できます。 この場合は、問題のあるコンピューターからダンプ ファイルをコピーし、スタンドアロン バージョンの Crash Analyzer がインストールされているコンピューター (ヘルプ デスク エージェントのコンピューターなど) で分析できます。

  • クラッシュ アナライザーがシンボル ファイルにアクセスできることを確認します。

    応答を停止したアプリケーションをデバッグするには、プログラムとは別のシンボル ファイルにアクセスする必要があります。 クラッシュ アナライザーを実行するとシンボル ファイルが自動的にダウンロードされますが、問題のあるコンピューターがインターネットにアクセスできない場合があります。 シンボル ファイルへのアクセスを保証するには、いくつかの方法があります。