完全な信頼が必要なフォーム テンプレートをプレビューおよびデバッグする

既定では、完全な信頼が必要なオブジェクト モデルのメンバーを起動するコードを含むマネージ コード プロジェクト (ユーザーのログイン ドメインに関する情報へのアクセスを必要とする LoginName プロパティなど) をデバッグまたはプレビューしようとすると、Microsoft InfoPath では次のようになります。

プレビュー時 :

"ハンドルされていない例外がフォームのコードで発生しました" に続いて "フォームのコードにエラーが含まれるため、この操作を完了できませんでした" というエラー メッセージが表示されます。

デバッグ時 :

コード エディターで、完全な信頼が必要なメンバーを呼び出しているコード行にフォーカスが移動し、" SecurityException はユーザー コードによってハンドルされませんでした。要求が失敗しました" というエラー メッセージが表示されます。

デバッグ時またはプレビュー時に、フォーム テンプレートのビジネス ロジックがこのメンバーを呼び出すことを許可するには、前の手順に示したように、フォーム テンプレートのセキュリティ レベルを [ 完全信頼] に設定する必要があります。

完全な信頼が必要なマネージ コード フォーム テンプレートを構成する

フォームのセキュリティ レベルを完全信頼に設定する

  1. InfoPath のデザイン モードでフォーム テンプレートを開きます。

  2. [ ファイル] タブをクリックして、[ 情報] タブの [ フォームのオプション] をクリックします。

  3. [ カテゴリ] ボックスの一覧の [ セキュリティと信頼] をクリックします。

  4. [ セキュリティ レベル] の [ 自動的にセキュリティ レベルを設定する] をオフにします。

  5. [完全信頼] を選択してから、[OK] をクリックします。

この手順を実行すると、「コードを含む InfoPath フォーム テンプレートをプレビューおよびデバッグする」の説明に従ってプロジェクトをデバッグできるようになります。

注:

完全信頼を必要とするマネージ コード フォーム テンプレートを正しく展開するには、フォーム テンプレートのデジタル署名、インストールと登録などの追加の手順が必要です。 デバッグ後のマネージ コード フォーム テンプレートの展開方法については、「コードを含む InfoPath フォーム テンプレートを展開する」を参照してください。

関連項目

コードを含む InfoPath フォーム テンプレートをプレビューおよびデバッグする

コードを含む InfoPath フォーム テンプレートを展開する