MAPI アーキテクチャの概要

適用対象: Outlook 2013 | Outlook 2016

MAPI では、次の図に示すように、モジュールアーキテクチャが定義されています。  

Outlook 2010 アーキテクチャ

MAPI アプリケーションは、MAPI サブシステムのクライアントであるため、クライアント アプリケーションと呼ばれます。 メッセージング ベースのアプリケーションでは、メッセージングを処理の中心として使用し、さまざまな形式のさまざまな種類の情報の交換や、情報をローカルで保存および整理する機能など、広範なメッセージング機能を提供します。 Email、スケジュール、およびワーク フロー アプリケーションは、メッセージング ベースのアプリケーションの例です。

MAPI サブシステムは、共通のユーザー インターフェイスとプログラミング インターフェイスで構成されます。 一般的なユーザー インターフェイスは、クライアント アプリケーションに一貫性のある外観を提供し、ユーザーが一貫した作業方法を提供する一連のダイアログ ボックスです。

MAPI には、MAPI サブシステム、クライアント ソフトウェア開発者、およびサービス プロバイダー開発者によって使用されるプログラミング インターフェイスがあります。 MAPI プログラミング インターフェイスは、オブジェクト ベースのプログラミング インターフェイスメインです。 MAPI プログラミング インターフェイスは OLE コンポーネント オブジェクト モデルに似ていて、MAPI サブシステムと、C または C++ で記述されたメッセージング ベースのクライアント アプリケーションで使用されます。

クライアント ソフトウェア開発者は、MAPI プログラミング インターフェイスを介して MAPI 呼び出しを直接行います。 1 つの MAPI クライアント インターフェイスまたはインターフェイスの組み合わせでメッセージングを実装できます。 1 つのアプリケーションで、任意のインターフェイスに属するメソッドまたは関数を呼び出すことができます。

関連項目

-MAPI の機能とアーキテクチャ