電子名刺のレイアウトを変更する
この例では、ContactItem インターフェイスの BusinessCardLayoutXml プロパティを使用して、電子名刺のレイアウトを変更する方法を示します。
例
注:
次のコード サンプルは、『Programming Applications for Microsoft Office Outlook 2007』からの抜粋です。
電子名刺には、連絡先から特定の情報をキャプチャする連絡先ビューが示されます。 ContactItem インターフェイスは、電子名刺に関連する特定のメンバーを提供します。 そのメンバーとは、BusinessCardLayoutXml、BusinessCardType、AddBusinessCardLogoPicture(String)、ForwardAsBusinessCard()、ResetBusinessCard()、SaveBusinessCardImage(String)、および ShowBusinessCardEditor() です。
次のコード例では、電子名刺のレイアウトを変更するために、まず、BusinessCardLayoutExample で ContactItem オブジェクトを取得します。 この例の場合、ContactItem は Subject プロパティの値が "Melissa MacBeth" と一致する連絡先です。 その次に、BusinessCardLayoutExample で XML ドキュメント クラス XmlDocument を作成して、このクラスの layout 属性を文字列で取得するために ContactItem オブジェクトの BusinessCardLayoutXML 値を使用します。 その後で、カードのレイアウトを左揃えから右揃えに変更します。
Visual Studio を使用してこのコード例をテストする場合、Microsoft.Office.Interop.Outlook 名前空間をインポートするときに、まず Microsoft Outlook 15.0 オブジェクト ライブラリ コンポーネントへの参照を追加し、Outlook 変数を指定します。 using ステートメントは、コード例の関数の前に直接置くことはできません。パブリッククラス宣言の前に追加する必要があります。 次のコード行は、C# でインポートおよび割り当てを行う方法を示しています。
using Outlook = Microsoft.Office.Interop.Outlook;
private void BusinessCardLayoutExample()
{
Outlook.ContactItem contact =
Application.Session.GetDefaultFolder(
Outlook.OlDefaultFolders.olFolderContacts).Items.Find(
"[Subject] = Melissa MacBeth'")
as Outlook.ContactItem;
if (contact != null)
{
XmlDocument doc = new XmlDocument();
doc.LoadXml(contact.BusinessCardLayoutXml);
XmlElement root = doc.DocumentElement;
string layoutValue = root.GetAttribute("layout");
if (layoutValue == "left")
{
root.SetAttribute("layout", "right");
contact.BusinessCardLayoutXml = doc.OuterXml;
contact.Save();
}
}
}