RSS フィードを購読する

この例では、OpenSharedFolder(String, Object, Object, Object) メソッドを使用して RSS フィードを購読する方法を示しています。

注:

次のコード サンプルは、『Programming Applications for Microsoft Office Outlook 2007』からの抜粋です。

Outlook オブジェクト モデルでは、インターネット予定表、RSS フィード、Microsoft SharePoint のリストとドキュメント ライブラリからのデータなどの共有データへのアクセスがサポートされています。 このような共有データのソースへ接続して、共有リソースを継続的にポーリングする同期コンテキストをセットアップできます。 Outlook オブジェクト モデルには、特定の種類の共有フォルダーを対象にダウンロードと同期を行うために、NameSpace オブジェクトの OpenSharedFolder(String, Object, Object, Object) メソッドが用意されています。

以下の例の AddRssFeed では、"Example RSS Feed" という名前の新しい RSS フィードを購読するために、その RSS フィードを参照する URL を指定して OpenSharedFolder メソッドを呼び出します。 OpenSharedFolder メソッドの最後の 2 つのパラメーターに true を設定して、添付ファイルをダウンロードすること、および RSS フィードで指定されている更新間隔を Outlook で使用することを示します。

注:

RSS フィードを購読するには、OpenSharedFolder メソッドのフォルダー URL に正しいプロトコル ハンドラーを指定する必要があります。 たとえば、https:// ではなく feed:// で始まる URL を使用する必要があります。 Outlook では、Windows NT LAN Manager (NTLM) 認証を使用できないと認証の必要な RSS フィードを開けず、また、Secure Sockets Layer (SSL) の場所にある RSS フィードは読み込めません。

Visual Studio を使用してこのコード例をテストする場合、Microsoft.Office.Interop.Outlook 名前空間をインポートするときに、まず Microsoft Outlook 15.0 オブジェクト ライブラリ コンポーネントへの参照を追加し、Outlook 変数を指定します。 using ステートメントは、コード例の関数の前に直接置くことはできません。パブリッククラス宣言の前に追加する必要があります。 次のコード行は、C# でインポートおよび割り当てを行う方法を示しています。

using Outlook = Microsoft.Office.Interop.Outlook;
private void AddRssFeed()
{
    string feedUrl = "feed://example.org/rssfeed.xml";
    Outlook.Folder subscriptionFolder =
        Application.Session.OpenSharedFolder(feedUrl, "Example RSS Feed", true, true) as Outlook.Folder;
    Outlook.Explorer exp =
        Application.Explorers.Add(subscriptionFolder, Outlook.OlFolderDisplayMode.olFolderDisplayNormal);
    exp.Display();
}

関連項目