中国で 21Vianet が運用する Office 365 用の SharePoint アドインを送信する

21Vianet が運営する Office 365 は、Microsoft が 21Vianet にライセンスした技術によって運営されています。

Microsoft はこのサービス自体の運営しておらず、サービスの運営、提供、配布管理は 21Vianet が行っています。 21Vianet は通信会社に依存しない中国最大のインターネット データ センター サービス プロバイダーです。 ホスティング、マネージド ネットワーク サービス、クラウド コンピューティング インフラストラクチャ サービスを提供します。 Microsoft は 21Vianet に Office 365 のライセンスを供与しており、21Vianet はこれを用いて中国国内のユーザー向けに Office 365 のデータ センターを開設しています。 21Vianet は、現地の Office 365 データ センターを運営し、中国国内のユーザーに対して、データを中国国内に置いたまま Office 365 サービスを提供しています。 21Vianet は、ユーザー サブスクリプションと課金のサービスのほか、サポートも提供します。

注意

これらのサービスは、中国の法律によって変更される場合があります。

OAuth 認証を必要とする SharePoint アドインには、Microsoft Azure サービスで生成された OAuth クライアント ID およびクライアント シークレットが使用されます。 承認サーバーは Azure Access Control サービスです。

中国のクライアント ID とクライアント シークレット プロバイダーは、世界の他の地域のプロバイダーとは異なります。 中国のクライアント ID およびクライアント シークレット プロバイダーは、世界の他の地域のプロバイダーとは異なるデータ センターでホストされています。 パートナー センターには、中国データ センター用とグローバル データセンター用のクライアント ID およびクライアント シークレットを作成する機能が備わっています。

注意

OAuth の詳細については、「SharePoint アドインの承認と認証」および「SharePoint アドインのコンテキスト トークン OAUTH フロー」を参照してください。

OAuth 認証を必要とする SharePoint アドインは、クライアント ID およびクライアント シークレットと関連付ける必要があるため、21Vianet が運営する Office 365 の中国のユーザーにアドインを配布する場合は、アドインのコピーを追加で提出する必要があります。 この場合、アプリの 2 つのコピーを、別々に提出する必要があります。一つは、21Vianet が運営する Office 365 の中国のユーザーを対象とした中国向けのクライアント ID を使用したもの、もう一つはその他の地域向けのクライアント ID を使用したものです。 中国での配布のためにパートナー センター経由でアドインを提出すると、中国を除くすべての国/地域へのアクセスがブロックされます。 また、アドインの掲載も異なるものが作成されます。

21Vianet が運営する Office 365 の中国のユーザーにのみアドインを配布したい場合は、アドインの掲載情報を 1 つだけ提出し、中国用のクライアント ID を使用します。

同様に、中国への配布を希望しない場合は、アドインの掲載情報を 1 つだけ提出し、グローバル (中国以外) 用のクライアント ID を使用してください。

関連項目