システム DSN を追加すると ODBC データ ソース管理者がクラッシュする

現象

次のような状況で問題が発生します。

  • Microsoft Access Database Engine 2016 がインストールされている物理コンピューターを使用しています。
  • ハードウェア アクセラレーションが有効になっています。
  • ACEODBC.dll のバージョンは 16.0.4378.1000 (KB3114378) 以降です。
  • Microsoft Open Database Connectivity (ODBC) データ ソース管理者 (Odbcad32.exe) で、Microsoft Access ドライバー (*.mdb または *.accdb) を使用するシステム データ ソース名 (DSN) を追加します。

このシナリオでは、Odbcad32.exe クラッシュします。

回避策

この問題を回避するには、次のように DisableHardwareAcceleration レジストリ キーを使用してハードウェア アクセラレータを無効にします。

注:

この問題は報告されており、調査中です。 レジストリ キーは、DSN の作成時にハードウェア アクセラレータを無効にすること、およびハードウェア アクセラレーションをできるだけ早く有効にし直す場合にのみ使用することをお勧めします。

重要

このセクションの手順の実行には注意が必要です。 レジストリを誤って変更すると、深刻な問題が発生することがあります。 変更する前に、問題 が発生した場合に備えて、復元のためにレジストリをバックアップします。

  1. すべての Microsoft Office アプリケーションを終了します。

  2. レジストリのエディターを開始します。

    • Windows 10:[スタート] に移動し、[検索] ボックスに「regedit」と入力し、検索結果で [regedit.exe] を選択します。
    • Windows 8またはWindows 8.1: マウスを右上隅に移動し、[検索] を選択し、検索テキスト ボックスに「regedit」と入力し、検索結果で [regedit.exe] を選択します。
    • Windows 7:[スタート] を選択し、[検索の開始] ボックスに「regedit」と入力し、検索結果で [regedit.exe] を選択します。
  3. 次のレジストリ サブキーを見つけてクリックします。

    HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\16.0\Common\Graphics\DisableHardwareAcceleration

  4. [ 編集 ] メニューの [ 新規] をポイントし、[ DWORD 値] を選択します。

  5. 「DisableHardwareAcceleration」と入力し、Enter キーを押します。

  6. [ 詳細 ] ウィンドウで、 DisableHardwareAcceleration を長押し (または右クリック) し、[ 変更] を選択します。

  7. [ 値データ ] ボックスに「 1」と入力し、[ OK] を選択します

  8. レジストリ エディターを終了します。