レジストリ ポリシー設定によりファイルがブロックされている場合に Office で表示されるエラー メッセージ
Microsoft Office プログラムでファイルを開くか保存するときに、ファイルがブロックされます。 このような場合は、次のいずれかのエラー メッセージが表示されることがあります。
- レジストリ ポリシー設定によってブロックされている種類のファイルを開こうとしています。
- セキュリティ センターのファイル ブロック設定によってブロックされているファイルの種類 <File Type> を開こうとしています。
- Microsoft Office の以前のバージョンで作成されたファイルを開こうとしています。 レジストリ ポリシー設定により、このバージョンでは、このファイルの種類を開くことはできません。
- レジストリ ポリシー設定によってブロックされているファイルを保存しようとしています。
- セキュリティ センターのファイル ブロック設定によってブロックされているファイルの種類 <File Type> を保存しようとしています。
この問題を解決するには、以下の一般的な解決策に従い、ファイル ブロックの設定を変更し、特定のファイル タイプの制限を無効にしてみてください。
[ファイル]>[オプション] を選択します。
Office でファイルを開くことができない場合は、空白のドキュメントを開いてOffice アプリを開始します。 たとえば、Word ファイルを開くことができない場合は、Word 2016 以降のバージョンで新しい文書を開いてオプションを表示します。
[オプション] ウィンドウで、[セキュリティ センター]>[セキュリティ センターの設定] を順にクリックします。
[セキュリティ センター] ウィンドウで [ファイル制限機能の設定] をクリックし、開くか保存するファイルの種類の [開く] または [保存] チェック ボックスをオフにします。
注意
このオプションをオフにすると、ユーザーがファイルを開いたり、保存したりできるようになります。 このオプションをオンにすると、ファイルがブロックされます。
[OK] を 2 回選択します。
ブロックされたファイルを再度開くか保存してみてください。
注意
[ファイル制限機能の設定] は、グループ ポリシー オブジェクト (GPO) で制御でき、推奨されるセキュリティ ベース ライン設定の一部です。 既定でブロックされているファイルの種類を有効にすると、セキュリティが危険にさらされる可能性があります。
GPO を開く方法は次のとおりです。
[グループ ポリシー管理コンソール] を開きます。
次の GPO に移動します。
User Configuration\Administrative Templates\Microsoft <Product Name>\<Product Name> Options\Security\Trust Center\File Block Settings
<Product Name>を、影響を受けるOffice アプリの名前 (Word 2019 など) に置き換えます。
GPO を使用するには、管理用テンプレート ファイルをダウンロードする必要がある場合もあります。
埋め込まれたまたはリンクされた Office ファイルを Office アプリケーションで開くときにこの問題が発生する場合もあります。 たとえば、Visio オブジェクトを Word 文書に埋め込むことがあります。 この Visio オブジェクトを開こうとすると、Word で同様のエラー メッセージが表示されます。 この問題を解決するには、ブロックされるファイルの種類を所有しているアプリケーションで、[ファイル制限機能の設定] を変更する必要があります。 この例では、Word ではなく Visio で [ファイル制限機能の設定] を変更する必要があります。 エラー メッセージにファイルの種類として Excel が表示される場合は、Excel で [ファイル制限機能の設定] を変更します。