Indexed プロパティ

適用先: Access 2013 | Access 2016

Indexed プロパティを使用して、単一フィールド インデックスを設定します。 インデックスを付加すると、インデックスの設定されたフィールドに対するクエリや、並べ替え、グループ化などの処理が速くなります。 たとえば、LastName フィールドに格納されている特定の従業員名を検索する場合、このフィールドのインデックスを作成しておくと、特定の名前を検索する際の処理時間が短縮されます。

Setting

"Indexed/インデックス" プロパティの設定値は次のとおりです。

Setting 説明
いいえ (既定) インデックスを作成しません。
Yes (Duplicates OK)/はい (重複あり) インデックスの重複を許可します。
Yes (No Duplicates)/はい (重複なし) インデックスの重複を許可しません。

このプロパティは、デザイン ビューのフィールド プロパティでのみ設定できます。 単一フィールド インデックスを作成するには、デザイン ビューでフィールド プロパティの "Indexed/インデックス" プロパティを設定します。 複数フィールド インデックスを作成するには、インデックス ウィンドウで設定します。 [インデックス] ウィンドウを表示するには、[デザイン] タブの [表示/非表示] で [インデックス] をクリックします。

[インデックス] ウィンドウで単一フィールド インデックスを追加すると、そのフィールドの "Indexed/インデックス" プロパティが "Yes/はい" に設定されます。

Visual Basic では、Indexes コレクションの ADO Append メソッドを使用して、フィールドのインデックスを作成します。

注釈

"Indexed/インデックス" プロパティは、テーブル内の単一のフィールドを使用してレコードの検索や並べ替えをする場合に使用します。 このプロパティは、一意の値が格納されるフィールドにも、重複する値が格納されるフィールドにも設定できます。 たとえば、Employees テーブルに、従業員ごとに一意の ID が格納される EmployeeID フィールドと、一部の名前が重複することのある Name フィールドがある場合、EmployeeID フィールドと Name フィールドのどちらにもインデックスを作成することができます。

注:

データ型がメモ型、ハイパーリンク型、および OLE オブジェクト型のフィールドには、インデックスを作成することはできません。

インデックスは、必要に応じていくつでも作成することができます。 インデックスはテーブルを保存するときに作成され、レコードの変更や追加に応じて自動的に更新されます。 インデックスの追加や削除は、いつでもデザイン ビューから行うことができます。

ヒント

[テーブル/クエリ] タブの [AutoIndex On Import/Create] オプションのフィールド名の先頭または末尾 ("ID"、"コード"、"num"など) で使用されるテキストを指定できます。[ツール] メニューの [オプション] をクリックすると使用できます。 このテキストを含むデータ ファイルをフィールド名にインポートすると、Microsoft Access によってこれらのフィールドのインデックスが作成されます。

テーブルの主キーが単一フィールドの場合、Microsoft Access により自動的にそのフィールドの "Indexed/インデックス" プロパティが "Yes (No Duplicates)/はい (重複なし)" に設定されます。

複数フィールド インデックスを作成するには、インデックス ウィンドウを使用します。

関連項目

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