BoundObjectFrame.Class プロパティ (Access)

Class プロパティを使用して、埋め込み OLE オブジェクトのクラス名を指定または決定します。 読み取り/書き込みが可能な String です。

構文

クラス

BoundObjectFrame オブジェクトを表す変数。

注釈

" Class /クラス" プロパティの設定値は、OLE オブジェクトを作成するとき、または貼り付けるときに、ユーザーまたは Access によって指定された文字列式です。

クラス名で、OLE オブジェクトのタイプを定義します。 たとえば、Excel は、ワークシートやグラフなど、OLE オブジェクトの複数の種類をサポートします。 ワークシートのクラス名は "Excel.Sheet" で、グラフのクラス名は "Excel.Chart" です。

注:

[!メモ] OLE オブジェクトのクラス名を確認するには、オブジェクトの作成元アプリケーションのマニュアルを参照してください。

" Class /クラス" プロパティの設定値は、クリップボードからオブジェクトをコピーすると更新されます。 たとえば、クリップボードから Excel ワークシートを含む OLE オブジェクトに Microsoft Excel グラフを貼り付けた場合、 Class プロパティ設定は "Excel.Sheet" から "Excel.Chart" に変更されます。 Visual Basic を使ってクリップボードからオブジェクトを貼り付けることで、コントロールの Action プロパティを acOLEPaste または acOLEPasteSpecialDlg に設定できます。

注:

[!メモ] " OLEClass /OLEクラス" プロパティと " Class /クラス" プロパティは類似していますが、同じではありません。 OLEClass プロパティ設定は OLE オブジェクトの一般的な説明ですが、Class プロパティ設定は Visual Basic で OLE オブジェクトを参照するために使用される名前です。 たとえば、"OLEClass/OLE クラス" プロパティには、"Microsoft Excel Chart"、"Microsoft Word Document"、"Paintbrush Picture" などの文字列が設定されます。

次の例では、 OLE1 という名前のバインドされていないオブジェクト フレームを使用して、リンクされた OLE オブジェクトを作成し、ユーザーがコマンド ボタンを選択したときにオブジェクトの内容全体を表示するようにコントロールのサイズを設定します。

Sub Command1_Click 
 OLE1.Class = "Excel.Sheet" ' Set class name. 
 ' Specify type of object. 
 OLE1.OLETypeAllowed = acOLELinked 
 ' Specify source file. 
 OLE1.SourceDoc = "C:\Excel\Oletext.xls" 
 ' Specify data to create link to. 
 OLE1.SourceItem = "R1C1:R5C5" 
 ' Create linked object. 
 OLE1.Action = acOLECreateLink 
 ' Adjust control size. 
 OLE1.SizeMode = acOLESizeZoom 
End Sub

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